キレイな窓ガラスから差し込まれる光は、家中のモノを美しく演出します。それに何よりもすがすがしさが違います。
さあ、窓ガラスのお掃除をしませんか。
ガラスワイパーと洗剤
■窓ガラスのお掃除を分解すると三段階に分かれます■
1.ガラスに水をつける
ガラスの汚れは、乾燥してこびりついていることが多いため、水をつけてやわらかい状態に戻します。
2.水気で湿った汚れをブラッシングして剥がす
やわらかくなった汚れをブラッシングすることで、ガラス面から剥がします。
3.汚れと水気を拭き取る
剥がれた汚れと残った水気をキレイに拭き取ります。
Q.窓ガラス掃除に洗剤は必要でしょうか?
A.窓ガラスの多くは簡単なお掃除で汚れが落ちるように加工されています。ホコリや水アカ程度であれば、水だけでも充分に落とすことができます。しかし、タバコのヤニや調理中の油煙が原因の汚れの場合、頑固なことが多いので、洗剤を使ってお掃除する方が効率的です。
このときのポイントは“洗剤を多くつけすぎない”こと。つけすぎてしまうとガラス面に洗剤が残りやすく、拭き跡の原因となります。
洗剤がガラス面に残った場合、ガラス特有の透明感のある仕上がりになりません。汚れをこすりながら、足りなかったら少しずつ足す程度に使用しましょう。
・オススメ商品 CH856アズマジックガラス洗剤
プロ仕様のガラス洗剤。拭き跡が残りにくく、頑固な汚れもスッキリ落とします。
Q.窓ガラスのお掃除道具はどんなものがありますか?
A.雑巾
まず、思い浮かぶのが“雑巾”ですね。雑巾を濡らして窓ガラスを拭きます。そして、乾いた別の雑巾でから拭きをして完成です。
雑巾のここが強み!
1.入手しやすい。
2.雑巾が汚れたら洗えば簡単に再生できます。
いずれにしても、手軽で経済的というのが〇ですよね。
雑巾のここが弱み…
1.窓ガラスを“雑巾で擦って拭き取る”作業は思いのほか重労働です。
2.高い場所に手が届かない場合があります。
3.そもそもキレイな仕上がりが期待できません。
綿の雑巾は生地の構造上、汚れや水分を完璧に拭き取ることができません。また、雑巾からほつれた糸くずがガラス面に付着してしまうことがあります。仕上がりが期待できないという点で致命的な欠点があります。
A.ガラスワイパー
雑巾以外のお掃除道具としては“ガラスワイパー”があります。ガラスワイパーには不織布とゴムヘラがついていて、不織布でガラスの汚れをブラッシングし、ゴムヘラでブラッシングした後の汚れと水気をかき取ります。柄がついているので(種類によって長さは異なります)、高い場所でも簡単にお掃除できます。
ガラスワイパーのここが強み!
1.雑巾で拭く時に比べ、楽な姿勢でお掃除ができるので、長時間の作業でも疲れにくい。
2.柄がついているワイパーであれば、高い場所も簡単にお掃除できます。イスに乗る必要もなく、安全に作業を済ませることができます。
3.仕上げにゴムヘラで水切りするので、ガラス面に水気が残ることが少なく、仕上がりがキレイ。
ガラスワイパーのここが弱み…
1.ガラスワイパーを購入する必要があります。
2.保管場所が必要になります。
■まだまだ奥が深い、窓ガラスのお掃除。役に立つ豆知識をいろいろと集めてみました■
1.頑固な汚れ=蓄積された汚れ
窓ガラスに限ったことではありませんが、“汚れをためない”ことがお掃除のポイントです。台風などが原因で、一時的に窓ガラスがひどく汚れることもありますが、“窓ガラスの頑固な汚れ=蓄積された汚れ”という場合が多いようです。頑固な汚れを未然に防ぐためにも定期的にお掃除し、汚れを蓄積しないようにしましょう。
2.室内と室外のガラス掃除のコツ
窓ガラスの室内と室外では“汚れ”の性質は異なるので、汚れを落とすコツも変わります。
■室内の汚れ
手アカや指紋だけでなく、調理中の油膜やタバコのヤニなどがあります。キレイにするには洗剤を使う方が効率的で、洗剤の力を借りて汚れを浮き上がらせながら拭き取ります。また、小さなお子様がいるご家庭では、お子様の視線の高さで汚れをチェックしてくださいね。
■外側の汚れ
室外は雨風にさらされているので、ほとんどの汚れは水アカや砂、土などが乾燥して固まったものです。水分をたっぷりとガラス面につければ、ほんとどの汚れが簡単に落ちます。
ただ、砂や土がお掃除道具についたままゴシゴシ擦ると、ガラス面にキズをつけてしまう場合があります。
こまめにお掃除道具を洗って、キレイな状態でお掃除するようにしてくださいね。
3.お掃除した窓ガラスがキレイになったか、チェックしましょう
「こんなにガラスがピカピカになった!」とうれしくなるのはわかりますが、ここでお掃除チェックをしましょう。というのも、ガラス掃除は意外と拭き残しが発生しやすいからです。角度を変えて見るだけで、気付かなかった拭き残しを簡単に見つけることができます。
「あっ、ここに拭き残しが。あそこにも」と後でガッカリしないためにも、拭き残しチェックをしてくださいね。
4.幅広いワイパーほど便利?
さて、ガラスワイパーを使う醍醐味は何といっても一気に拭き取ることができること。いっそ、あのワイパーの幅をもっと広くしたら、もっと一気に拭き取ることができるのに!!
そこで、業務用サイズ(約45cm)のワイパーで拭き取りをチャレンジ! 結果はなんと…、大失敗でした。ゴムの幅が広い分、力が均一に入らず、真ん中や端に拭き残しが生じることがあります。幅広ければいいというものではなく、熟練度に応じて使用することをオススメします。
5.ここのガラスってどうやってお掃除すれば?
ガラスというと窓ガラスばかりを思い浮かべてしまいますが、その他にもいろいろな場所に使われています。たとえば食器棚。面積は広くないですが、それがネックで拭きづらい場所でもあります。雑巾で拭くと角に拭き残しができたり、ほつれた糸くずがガラス面に残ってしまうこともあります。
そんな時にはガラス用のウェットシートがオススメ。ガラス用洗剤が含まれているので手軽にお掃除できます。雑巾ほどの厚みもないので角のお掃除もそれほど苦労しません。
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使い捨てシートタイプ。揮発性の高いガラス洗剤を使っているので、拭き残りが発生しません。