おそうじのコツ特別編として、かおり(くらしの教科書)さんのスペシャルインタビューをお届けします!

中編では、SNSや著書など普段の活動やフォロワーさんとの関係性についてお聞きしました。


♦こちらもあわせてお読みください。
>>【前編】クレシピ 泥・食べこぼし洗剤」に込めた思い
>>【後編】頑張らなくてもいい方法を突き詰めたい






フォロワー像はいつも自分


—かおりさん自身の活動のモチベーションは何でしょうか?


自分用のまとめを作っているという部分も大きいですね。


例えば今度出す本(注1)は、家じゅうの困りごとを解決する辞書のような本です。実際自分で色々試して一番良い方法を調べているんですけど、それって全部覚えきれなくて…。

こんな本があったら見返して、これが一番いい方法だったんだと知れる。自分にとっての欲しい本でした。Instagramも、私はこういう人にこれを伝えたいんだっていう柱だけは常に持っていますが、そのフォロワー像はいつも自分です。自分ならこういわれたら救われるな、とか。


あとは、内容が本当に好きなものであること。

この前やった洗濯洗剤の実験なんて5時間以上かかったんですけど…。編集したら1分になってしまうことを5時間かけてもいい、それくらい好きかどうかの熱量が大切ですよね。くじけそうになりながらも、自分が本気で伝えたいかどうかというのは大きいと思います。



—実験などは、昔からお好きなんですか?


好きなんです。何でも自分の目で確かめたいところがあります。

ただ、発信するときは結果だけで優劣をつけるわけではありません。もちろん実験結果は出ますが、生活スタイルやこだわりから自分なりの選び方をしてもらえるような投稿にまとめました。「こういう人には、この成分が入っているのがいいよ」、本当に伝えたいのはそういう深い部分です。


 



昔からある商店みたいな存在でいたい


—かおりさんの知識の深さに驚かされますが、知識は日々の実験で更新されているのでしょうか?


洗剤の実験で興味を持つようになってから、いっぱい本を読むようになって。界面活性剤っていうのがあって肌には負担が強いんだとか、知るのが面白くて。日々更新していて、わからなかったらメーカーさんに電話して、っていうのを繰り返しています。


フォロワーさんからも「新しい洗剤出たんですけどこの成分どうですか?」といった問い合わせをいただくことも多くて、じゃあ調べようか!と。それでどんどん知識がついていきます。


—フォロワーさんも、かおりさんを頼りにして、発信をいつも楽しみにされていると感じます。


本当は全部のDMに返事したいんですけど、なかなかできないときもあります。

目指すところは、今はやりのキラキラインスタグラマーではなく、お困り解決屋さんみたいな人(笑)。

「やばい!ガムが付いちゃったんですけどどうしたらいいですか?」なんて相談も来るんですが、そういう時に解決方法を言ってあげられる、昔からある商店みたいな存在でいたいです。


中編では普段の活動やフォロワーさんとの関係性について伺いました。最終回の後編では、かおりさんの今後の展望についてお聞きします。



注1:著書「かける手間が半分に 困りごと解決!家事ワザ262」 KADOKAWA(2023年03月25日頃出版予定)





かおり【暮らしの教科書】さんご紹介


Instagramフォロワー数38.3万人(2023年3月時点)。
“暮らしの困った”を解決する掃除や洗濯の方法や収納術を発信しています。
クリンネスト1級/整理収納AD1級
著書「暮らしが変わる時短家事」「かける手間が半分に 困りごと解決!家事ワザ262」
Instagramアカウント:@kaori.y.t




♦かおりさんへのインタビューの前編、後編はこちら

>>【前編】クレシピ 泥・食べこぼし洗剤」に込めた思い
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