「クレシピ 泥・食べこぼし洗剤」に込めた思い【かおり(くらしの教科書)さんインタビュー 前編】

理科教員だった経歴やクリンネスト1級、整理収納アドバイザーの資格を活かし、暮らしの知恵をSNSで発信されているかおり【暮らしの教科書】さん。プロデュースされた「クレシピ 泥・食べこぼし洗剤」は、初回販売では約2,000本が発売後わずか30分で完売となり、大きな反響を呼びました。

今回はかおりさんに洗剤に込めた思いや普段の活動についてお聞きします。前編では、プロデュースされた洗剤について伺いました。

♦このインタビューの続きはこちら。
>>【中編】目指すところは、お困り解決屋さん
>>【後編】頑張らなくてもいい方法を突き詰めたい

気軽に使って「あ！汚れ落ちてる！」
うれしい気持ちを日常で感じてもらいたい

—なぜオリジナルの洗剤を作ろうと思われたか、またどうして泥・食べこぼし汚れ用の洗剤だったのでしょうか？

色々な洗剤を試してInstagramで「この汚れにはこの洗剤」と説明しているんですが、みなさんきっと覚えきれないし、トラブルが起きた時に毎回投稿を探すのは大変です。とりあえずこれを使えばなんとかなるという洗剤が欲しいとフォロワーさんからも聞いていました。

簡単に手に入る万能洗剤があったら良いなというのがはじまりです。

当初は洗濯洗剤も考えていたのですが、それは色々と簡単に手に入るものも身近にあったので、それよりも「今困っていることは何か？」をフォロワーさんから教えてもらって、予洗いに使う「泥・食べこぼし汚れ洗剤」を作ろうと決めました。

↑「クレシピ 泥・食べこぼし洗剤」を紹介したInstagram投稿のコメント欄には、喜びの声が多数寄せられました。

—どんな方に使っていただきたい洗剤ですか？

汚れが気になっているけどどうしたらいいかわからない、そんな方に気軽に使っていただきたいです。

「あ！汚れ落ちてる！」といううれしい気持ちを日常で感じていただきたいと思っていたので、初回販売の後、商品のレビューで実際にそのお声をいただけたのはすごくうれしかったです。

ちなみに、今まで私自身も子どもが汚れを付けた時にしっかりは落とせていなくて…。Instagramでアップしているような実験の時はしっかりやるけど、実生活では見ないふりして洗濯機へ…なんてこともよくありました(笑)。

—制作期間は１年。商品のこだわりと、作っていて大変だったことを教えてください。

求めることが多すぎて、どこを重要なポイントにするかが大変でした。

一番こだわったのは、無香料にすること。香りが強いと使えない人もいます。

次に、汚れはしっかり落ちるけど、子どもや肌が弱い人でも使えること。靴洗いの洗剤を幾つも試しましたが、素手のまま使うと手が荒れてしまうことも…。刺激が強いものをお子さんに使わせるのは不安でした。

3つ目は、泡立ちです。泡立ちすぎるとすすぎが大変ですし、逆に泡立ちが悪くて洗剤をたくさん使わないといけないのも困ると感じていました。主婦にとっては重要なポイントです。
結果レビューでも「少しで泡立つし、すすぎも簡単。」とのお声をいただけました。

実はフォロワーさんからは、靴を洗う頻度はそんなに多くないというお声もいただきました。そういう方にも持っていたら役立つと思ってほしくて、アズマさんの開発の方にも教えてもらいながら、この成分ならこういうことに使えるよという発信もしています。

どういう生活スタイルの人も何か一個くらいは当てはまる洗剤ができたと思います。

前編では、洗剤に込めた思いやこだわりを伺いました。
中編では普段の活動やフォロワーさんとの関係性について、お話しをお聞きします！

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