どこでも使える暮らしのお供に―「くらしブラシ」ができるまで【上野景子さんインタビュー】

自らが立ち上げたMotherJAM(マザージャム)にて『人生を変えるお片付けアドバイザー』として活動中の上野景子さん。
整理収納サービス、セミナー講師、執筆等で活躍される一方、アズマ工業の公式アンバサダーとしても活動していただいています。

この度、以前よりご愛用いただいていた「TKぐるぐる洗えるミニブラシ3色組」をもとに、新しい商品の開発にご参加いただきました。

出来あがったのは、ナチュラルなカラーでどこでも使える「くらしブラシ」。
どのような思いからこのブラシが出来たのか、上野さんに伺いました。

「とっても使いやすくて気に入っているけど…」

—「TKぐるぐる洗えるミニブラシ3色組」についてSNSに投稿していただいたところから、このお話はスタートしました。

もともと「ぐるぐる洗えるミニブラシ(以下、ぐるぐるブラシ)」がだいすきで、愛用していたんです。
ただ、気になる点があって…。色がもっとシンプルだったらいいのに、と。

その思いをそのまま、Instagramに発信しました。声よ届け～って(笑)。
すると、その投稿をみてアズマ工業さんが「届きました！」って言ってくれたんですよね！

出典：上野景子 | 人生を変えるお片付けアドバイザー(@motherjam727) • Instagram

—はい、しっかり届きました！そして、より皆さんのお手に取っていただきやすい商品になるよう、開発に参加してもらえませんか？とお声がけし、ぐるぐるブラシをもとに、新商品を作ることが決定しました。

考えていくと、おもしろくて。

ぐるぐるブラシの良さは引き継ぎつつ、使っていた時に感じた「もう少しここがこうなればいいな…」とか、「ここはどうしてこんな作りになっているんだろう？」はより良くしてみたい。どんどん思いや疑問、理想が膨らんでいって、わくわくしながら取り組みました。

色や名前についても幾つもの案を出して選びましたし、毛先などの機能面も理想を追求しました。
もう本当に、この商品は自分の子どものようにかわいいです！

—まず目に入るぐるぐるブラシとの違いは、カラーですね。

お掃除道具は見せたくないものだけど、片づけてしまうとサッと使えません。
そんな悩みから解放されるよう、インテリアに馴染むカラーにはとにかくこだわりました。
また「ここにはどんな道具が適しているかな？」と場所ごとに考えて掃除アイテムを選ぶのは、実は結構大変な作業。
ぐるぐるブラシには、場所を選ばず使える、という強みがあります。

だからこそ、色が変わればさらに使い勝手がよくなると考えていました。
どこにおいても、出しっぱなしでも、その場に馴染むカラーのものだと使いやすいですよね。

「くらしブラシ」が暮らしの中のどこにでも使える、暮らしのお供にしてもらえたら嬉しいです。

出典：上野景子 | 人生を変えるお片付けアドバイザー(@motherjam727) • Instagram

—ブラシの穂先のカラーも、元々の「ぐるぐる洗えるミニブラシ」とは異なっていますね。

↑ 左：TKぐるぐる洗えるミニブラシ／右：くらしブラシ

ぐるぐるブラシを使っている時に、もう少し毛が長ければもっと気持ちよくスミまで届くのに！と感じていたんです。
そこで、開発会議ではアズマ工業さんに「なぜこの繊維なのですか？」「なぜこの硬さなのですか？」「なぜこの長さなのですか？」「なぜ白色なのですか？」とどんどん質問させてもらって(笑)。
理由を聞いて納得できる部分もある一方で、改善したい点もはっきりしてきました。

結果、くらしブラシでは、より汚れをしっかりとかき出すことができるように一本一本が波打っている特殊加工のブラシを採用することに。
また、スミまでしっかりお掃除できるよう、従来より長さを50％長くしました。

毛の色もグレーになり、よりおしゃれな仕上がりで大満足です！


出典：上野景子 | 人生を変えるお片付けアドバイザー(@motherjam727) • Instagram

—「くらしブラシ」という名前も、上野さんにつけていただきました！その名前からは、色がくらしに馴染むということだけでなく、場所を問わず、くらしの様々な場面で気軽に使えるという印象を受けます。

屋号(MotherJAM)を付けるときくらい、悩みました。
実はたくさん案がありました。
「どこでもくるり」とか、「お守りブラシ」とか、「うえのブラシ」などなど…(笑)！

普段のお仕事でもお片付けに風水をプラスした「お片づけ風水」を発信していますが、「くらしブラシ」もとても画数が良くって♪

家族に意見を聞いても、みんな「くらしブラシ」が良いと意見をくれましたし、しっくりきました。
響きにこだわったのですが、呼びたくなるような名前になったと思います。

家じゅうに使えるブラシ

—上野さんはどのように使っていますか？

本当にどこにでも使えます！

ぐるぐるブラシは、まず水筒を洗って、しばらくしたらそれを洗面所用に回して、次はお風呂の水アカ等を取るブラシとして、最後は排水口用としてというように、ローテーションさせて存分に使っていました。
これを私は「お下がりシステム」と呼んでいます。

くらしブラシでもこのシステムはもちろん継続していきます！


 

色がナチュラルになったぶん、キッチンや洗面所、お風呂に置いたままでも気にならないし、その場に保管しておけば思い立った時にすぐ取りかかれるので、お掃除のハードルが下がると思います。

—「くらしブラシ」をどんな方に使ってもらいたいですか？

いろんなインテリアのお宅にも馴染むような色を選んだので、とにかくたくさんのお宅で使っていただきたいです。

見た目のかわいさだけじゃなく、使い勝手や耐久性などもきっと満足いただけると思ってるので、ぜひ暮らしのお供にしてください！

—今後作ってみたいことややってみたいことがあれば教えてください。

自宅でできる小さなエコとして、ゴミを減らしたり、洗濯回数を見直したりなど、少しでも地球に優しくありたいと思っています。次はそんな目線も入れつつ何か作ってみたいです。

実はすでに頭の中に構想があります…(笑)

掃除以外では、本業である「お片付け」を子どもたちがゲーム感覚で学べるような本やグッズを作りたいと思っています。

—最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

「くらしブラシ」を通して、たくさんの方に掃除が楽しい！と感じてほしいです。気に入ったら、次はぜひ大切な人へも伝えてあげてください。「くらしブラシ」での掃除が、いろんなお宅で生活の一部になると嬉しいです。見せる収納で遊びに来たお客さんへのアピールもお願いします(笑)！



—ありがとうございました！