2階の外窓や吹き抜け窓など、どうしても「届かないから」と、そのまま放置していませんか?
高い場所にある窓は掃除のハードルが高く、つい後回しになりがちです。
でも、最近は高い窓でも簡単にお掃除できるお掃除グッズがあるので、自宅でも効率的かつ安全にお掃除することができます。
今回は、高い場所にある窓のお掃除に悩む方に向けて、自分でできるお掃除方法をご紹介します。

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この記事でわかること
- 高い窓の掃除の流れとお掃除が簡単になる道具とは?
- 高い窓は、水で濡らしたワイパーやワイパーに取り付けたクロスで窓ガラスの汚れを拭き取り、スクイージーで水切りするとキレイになります。
その際、ワイパーの柄を長くすると高い場所に届くので掃除がしやすいです。
たとえば、柄の長さを約4.6mまで伸ばせる超ロングサイズの「ガラスワイパージャンボ」を使えば、脚立を使わなくても2階の窓など高所の掃除が可能です。
また、ベランダがなく外側に回れない窓でも、内側からしっかり掃除できる「ガラスワイプワイパ」などの道具があるため、さまざまな窓の掃除に対応できます。
2階や吹き抜けなど「高い窓掃除」が難しい理由とは?
高い窓掃除が難しい最大の理由は、手が届かない「高さ」にあります。
脚立などを使っても、足元が不安定な上に作業姿勢が悪くなりやすく、安全面でのリスクが伴います。
さらに、吹き抜けの構造上、室内側からも外側からもアクセスしづらいという問題も。
専用の長柄ワイパーや窓掃除ロボット、高圧洗浄機といった道具が必要になることも多いです。
また、自然光が集まりやすい場所だけに、汚れが目立ちやすく、放っておくと見た目の印象を大きく損なってしまいます。
そのため、高所の窓掃除は「手間」「危険」「道具選び」の三重苦になりやすく、多くの家庭で後回しにされがちなのです。
窓ガラスの汚れの原因とは?
窓の汚れは、外側と内側でその原因が異なります。
外側の汚れ
- 砂・ホコリ・花粉
- 雨による水垢
- 排気ガス
これらの汚れは、空気中の微粒子がガラスに付着し、雨で固まり、頑固な汚れになります。
内側の汚れ
- ホコリ
- キッチン近くの油汚れ
- 結露によるカビ(特にパッキン)
- タバコのヤニ
どちらも放置すると落ちにくくなるため、定期的なお掃除が大切です。
【外側】2階や高い窓の掃除方法
ベランダなしでも内側から掃除できる道具|ガラスワイプワイパ

汚れのかき取りと水切りが一度に処理できるガラスワイプワイパは、ヘッドの一方面にスポンジとゴムヘラが並んでセットされています。
水気がスポンジとゴムヘラの間を循環して、一度水に浸けるだけで広い面積を拭けるので、窓ガラス拭きと水切りを一気に終わらせることができて、便利です。
広い面積のガラス窓のお掃除が一度に終わるので、時短につながります。
家の外から脚立を使わず掃除できる道具|ガラスワイパージャンボ
まずご紹介したいのが、超ロングサイズの「ガラスワイパージャンボ(約4.6m)」です。
実際に使ってみると、その長さに驚かされますが、2階の外側の窓にもしっかり届きます。
幅33センチと拭き幅が十分にあるので、大きな窓ガラスのお掃除に最適です。

「三段伸縮柄」と「1本柄」の2本で1セットの柄と、「ガラスワイパー」のセットです。 2本の柄をつなげると最大4.5m。それぞれの柄にヘッドを付けて使うこともできます。 吹き抜けや2階の外窓など、高くて手の届かない場所の窓掃除ができます! ジョイント部分は安心連結構造なのでヘッド交換も簡単です。
高い場所のためのお掃除道具。 伸縮柄は三段伸縮柄と1本柄のセットになっており、最大4.5mまで伸ばせます。化繊はたき、ガラスワイパーとそのスペアゴム(スポンジ付)、外壁ブラシがセットになっています。個別に購入するよりも安く、持ち帰りの手間もありません。 人気の「高い所のお掃除セット」に、高いところの拭き掃除が簡単にできる「高所ワイパーHLL596」をプラスしました。
伸縮式ガラスワイパーの使い方
高所の窓掃除で最も一般的なのは「伸縮式のガラスワイパー」を使う掃除法です。
用意する道具
- ガラスワイパー
- クロス
- バケツと水
お掃除の手順
- バケツに水を張ります
- ワイパーのスポンジ面を水に浸して絞り、窓をこすり洗いします
- スクイージー面をガラスに軽く押し付け、上から下へ一気に水切りします
(※水を切る際、途中でワイパーを止めたりガラスから離すとキレイに水切りができないので注意!) - 水切り1回ごとにワイパーのゴム部分をクロスで拭くとキレイに仕上がる
汚れが気になるときや、ワイパーの滑りが悪いときは、 食器用洗剤を水に数滴垂らすとワイパーが滑りやすくなり、汚れが残りにくくなります。
高圧洗浄機を使った外窓(外側)の掃除方法

外側の砂汚れや水垢がひどい場合は高圧洗浄機の出番です。
外壁掃除の定番アイテムである高圧洗浄機は、実は高い窓の掃除にも便利で、特に網戸ごと外側の窓を一気に洗い流したい時に向いています。
水圧で泥や花粉、排気ガスのこびりつきまでスッキリです。
使い方
- 延長ノズルを取り付け、適切な水圧に設定する
- 窓の上から下へ、汚れを水で吹き飛ばす
- 汚れが取れたら、最後にスクイージーで水切りして完了
簡単に窓ガラスや網戸がキレイにできますが、窓ガラスに強すぎる水圧を当てると破損の恐れがあります。
事前にテストしてから使うのが安全です。
お掃除ロボットを使った窓掃除

掃除の手間を大幅に減らせるのが、窓用お掃除ロボットです。
たとえば、2階の外側の窓や、手が届かないほど大きな掃き出し窓など、自分では掃除が難しい場所でも、自動で窓を拭いてくれるため便利です。
ただし、外側で使用する場合は、落下を防ぐ安全ロープの取り付けや、電源の確保が必要になるなど、使用環境には注意が必要です。
特徴
- 真空吸着で窓にくっつき自動で移動・清掃
- 専用クリーニングパッドと洗剤で汚れを除去
- リモコン操作でスタート・停止が可能
使い方
- 窓ガラスのサイズや厚みをチェック、安全に使えるか確認。専用クリーナーをロボットにセットし、電源を入れる
- 自動で動き出し、上下左右にガラスを拭きながら進んでいきます
- 完了後、取り外してパッドを洗っておく
室内から操作が出来、脚立やロングワイパーが不要、落下防止ワイヤーを使えば安全性も確保でき、高い場所も安全に窓掃除ができます。
高い窓掃除の方法(内窓)

吹き抜けにある窓や天窓など、手が届かない室内の窓も、便利なお掃除グッズを使うと簡単にキレイを保てます。
普段のお掃除はホコリ取り
ホコリの溜まりやすさにもよりますが、週1回くらいの頻度でお掃除すると◎
網状の繊維が摩擦によって静電気を起こしてホコリをキャッチしてくれるエレキャッチに、別売りの「アルミ伸縮柄・つなぎ柄セットLL554」または「安心連結構造」の柄をつけると高い場所のホコリ取りが可能です。
角度調整ができるため、窓の角度に合わせられます。
特に窓枠部分にホコリが溜まりやすいので、窓枠をなぞるようにお掃除します。
※柄を伸ばした際、人や電球などに当たらないようにご注意ください。
窓ガラスは室内用ワイパーを使って

室内の高い場所にある窓ガラスは、室内用ワイパーを使うと簡単にお掃除できます。
高所ワイパーHLL596は、拭き幅は約30cm。
ヘッドの角度が7段階に調節できるので、窓ガラスの角度に合わせてフィットしてお掃除がしやすいです。
付属の超極細繊維のクロスは、1本の繊維を特殊な加工で分割させた超極細繊維が従来の繊維が滑ってしまう汚れも、洗剤を使わずかき取ることができます。
クロスを水で濡らしてワイパーにつけ、上から下に拭いていくだけ。
高所ワイパーHLL596には、ガラス拭き用シートを取り付けることもできます。
高い窓掃除に役立つ道具一覧|比較と選び方のポイント

高い窓掃除は用途に合わせたアイテム選びで格段にお掃除がしやすくなります。
それぞれに特徴があるので、窓の立地条件や汚れの種類や程度に合わせて選びましょう。
簡単にお掃除したいならお掃除ロボット、汚れがひどい場合はロングノズルの高圧洗浄機を使うと良いでしょう。
汚れがひどい場合は洗剤を使おう
窓ガラスの外側は、砂・ホコリ・雨垢・排気ガスなどの頑固な汚れがつきやすく、水拭きだけでは落としにくいことも。
そんな時は、「アズマジック ガラス洗剤」など、プロも使用する洗剤がおすすめです。
ポイントは「つけすぎないこと」。
洗剤を多くつけすぎると、拭き跡が残り透明感が損なわれます。
ハウスクリーニングのプロが推奨する洗剤シリーズ「アズマジック」。ガラス洗剤はガラスについた汚れを素早く落とし、ラクにお掃除することができます。 また、拭き跡が残りにくいように配合されています。
まとめ
高所の窓掃除も、正しい方法と便利な道具を使うと、安全にお掃除できます。
今まで諦めていた2階の窓。
外側から掃除できるようになると汚れが気になったときにすぐにお掃除できるのは気持ちが良いものです。
一度ピカピカになった窓から差し込む光の気持ち良さを、ぜひ体感してみてくださいね。
よくある質問
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高い窓の掃除頻度は?
場所や立地によるが、3ヶ月に1回くらい、季節ごとにお掃除するとキレイがキープしやすいです。
それくらいの頻度でお掃除できれば、汚れが蓄積せず、水だけで落としやすいので、「水だけでもきれいになる」お掃除グッズを活用してお掃除するだけでピカピカにできます。
