ガラスワイパーを使用すればガラスがキレイにお掃除できるとガラスワイパーを購入してみたものの、「使いこなせず、結局雑巾を使用して仕上げました。」「完璧と思ったのに白くスジが残ってしまいました。」という経験ありませんか?
ショーウインドウなどはキレイにお掃除できているのに、どうしたらムラなくキレイに窓掃除できるのでしょうか?
今回は、そんな悩みにお答えして「ガラスワイパーを使ったガラスお掃除」をご紹介します。
1.どうしてガラスワイパーを使用する必要があるのでしょうか?
窓のお掃除というとガラスワイパーを連想しますよね。正直なところ、雑巾でもスポンジでも窓のお掃除はできます。ではなぜガラスワイパーを使用してお掃除する必要があるのでしょうか?
答えは、「簡単にキレイになるから」
ガラスワイパーを上手に使用すれば、拭き残しや水あとが全く残らない、美しいガラスに仕上がるのです。『仕上がりを美しく見せるため』には欠かせない道具といえます。
2.必要なものを揃えましょう
必要なものはこの6つ!
・ガラスワイパー
・スポンジ
(ガラスに使用するので金タワシのようなものはおやめください。やわらかいものがオススメです。)
・ガラス洗剤
・バケツ(水を入れておきましょう。)
・雑巾
・てぬぐい
・レジャーシート(※室内の窓掃除でのみご用意ください。)
・タオル(※室内の窓掃除でのみご用意ください。)
コラム:ガラスワイパーの選び方
ホームセンターに行くとたくさんのガラスワイパーが販売されていて、購入に迷ってしまいます。そんな時のために購入のポイントをご紹介します。
拭き幅の短いものがオススメ
ワイパー全体に均等に力を入れるため約25cmくらいの比較的拭き幅が短いワイパーをオススメします。特に初心者は、拭き幅が長いと力が均等に入らず、拭き残しができることがあります。
ゴムはやわらかめがオススメ
ガラスワイパーの一番重要な部分「ゴム」。値段の違いはここに表れると言っても過言ではありません。ガラスにピタッ!と密着するやわらかめのゴムを使用すれば拭き残しがでません。ワイパーを選ぶ時には指でゴムを押して比べてみてください。
少し重い位がいい?
お掃除のプロは、金属性のずっしりと重みのあるワイパーを使用しています。ガラスお掃除のポイントは力を入れず滑らせるようにガラスの汚れを拭き取ること。プロは、金属の重みを利用してガラスの上を滑らせるようにワイパーを使用します。
もちろん、軽いワイパーでもガラスのお掃除はできますし、ガラスワイパーの使用は年に数回のことですから、ホームセンターで販売している軽いものでも充分お掃除できます。持ち手部分の太さや長さは、手に取り確かめて、自分の使いやすい物を選んでくださいね。
コラム:ガラス用洗剤は必要ですか?
窓ガラスに付着している汚れを確認してみてください。砂ボコリや花粉の汚れだけなら、水とスポンジのこすり洗いだけでも充分汚れが落とせます。
しかし、
・家が道路に面していて、ガラスが「排気ガス」で汚れている。
・「タバコ」を吸う方が家族にいる。
・小さな子供がいてガラスに「指紋」がいっぱい。
・長年ガラスのお掃除をしていなくてホコリが「こびり付いている」。
・「キッチン付近」の窓がいつのまにかベッタリしている。
そんな窓の汚れは、水だけでは落としきれませんので洗剤を使用します。
3.さっそくお掃除を始めましょう!
①まずは足場を作ります。
【外の窓の場合】植木鉢など周辺の物を片付けます。
【室内の窓の場合】水が飛び散らないようにレジャーシートを敷き、上にタオルをのせます。カーテンは外す、もしくは窓ガラスに掛からないように束ねておきます。
②窓全体に水をかけます。
ホースをつかって窓全体に水をかけると便利です。水道が近くにない、もしくは室内の場合はバケツに水をはり、スポンジに水を含ませガラスを濡らしていきます。
③洗剤をかけます。(軽い汚れであれば不要です。必要に応じてご使用ください。)
ポイントは、“洗剤を多くつけすぎない”ことです。その理由は、つけすぎてしまうことにより、ガラス面に洗剤を残してしまい、拭き跡の原因となるからです。汚れをこすりながら、足らなかったら少しずつ足す程度に使用するのがコツです。
④スポンジで汚れを落とします。
食器洗いのイメージでガラス用洗剤をスポンジ、もしくは窓ガラスに吹き付けこすり洗いします。
⑤水で汚れを流します。
【外の窓の場合】全体が洗えたら水で流します。
【室内の窓の場合】ここはとばして「⑥」にいきます。
⑥ガラスワイパーを使って水を切ります。
使い方はいたって簡単。右からでも左からでもかまいません。上から下、上から下とワイパーを『滑らせて』いきます。
<ポイント ガラスワイパーは『滑らせるように』>
ガラスお掃除のポイントは力を入れすぎないこと。しっかり水切りするために押し付けるようにガラスワイパーを使いがちですが、力を入れず滑らせるようにお掃除することがコツです。
<ポイント 角度を大きくしない>
理想とする角度は45度くらい。この角度を保つように水切りを行うためには、手は動かさず、体全体を使って屈伸するようにワイパーを動かします。手だけを動かして水切りすると、「ズズズ…」と音が立ちうまく水切りができません。角度が鋭角すぎると持ち手に水がしたたりやすく、操作も不自由になり、負担がかかります。
また、逆に角度が広くなりすぎると、力が進行方向に働きにくいため、スムーズな作業ができません。ガラスワイパーを寝かせるようにして(持ち手部分がガラス面に近づくようにして)、角度を小さくすると滑るように動かせます。
<ポイント 一回水を切るごとにゴムを拭く>
上から下にワイパーを移動させる動きを1ストロークと呼ぶこととします。1ストローク終えるごとにゴムについた洗剤や水を雑巾で拭き取るのがポイント。ワイパーで拭き取った水には汚れがたっぷり含まれています。拭き取らずに次のストロークに進むとスジができやすいので注意してください。
<ポイント 拭いた部分を重ねてお掃除>
1ストローク目と2ストローク目は多少重ねるのがコツ。こうすることで拭き残しができません。
⑦ガラスのフチを拭きます。
<ポイント プロは雑巾を使わない『手ぬぐいを使う』>
仕上がりの見栄えが悪くなってしまう原因の一つに「ケバ」があります。毛足の長いタオルや雑巾を使用してガラスに毛がついてしまう状態です。この状態にしないためにプロは手ぬぐいを使用します。手ぬぐいを使用すればケバが出ません。
⑧ガラス以外のサッシなどの部分を拭きます。
⑨仕上げは3方向からチェック
拭き残しが無いか、汚れが残っていないか、3つの角度からチェックします。始めは正面から、次に横から、最後に下から、いろいろな角度から窓を見ることで完璧な仕上がりになります。
さて、今回はここまでです。続きは後編に。「ガラスワイパーを使ったガラスお掃除 後編」は下記からどうぞ。