「肌にやさしい洗濯槽のお掃除方法を教えていただけませんか?」
先日、こんな質問を受けました。できるだけ化学的な洗剤は使わず、体や環境にやさしいお掃除方法を教えてほしいとのこと。
敏感肌の方はもちろん、洗濯物は自分の肌に直接触れるものなので、洗濯槽をできるだけやさしくお掃除したいという方は増えています。
そこで今回は、お肌や体にやさしい「洗濯槽のお掃除方法」をご紹介します。
さて、洗濯槽につく汚れ、どんなものが思い浮かびますか?
洗濯槽につく汚れは、主に「皮脂・アカ汚れ、カビ、糸くず、洗剤の溶け残り、石けんカス」が挙げられます。
目には見えませんが、放っておくとこれらを栄養源にして、カビが繁殖してしまうこともあります。洗濯槽にカビが生えるという話はよく聞きますよね? カビは湿気が大好きで、洗濯が終わった洗濯槽は湿度が高く栄養も満点です(カビにとっては天国です)。
ではカビを繁殖させないためにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、カビの栄養源の中でも「皮脂・アカ汚れ、糸くず、洗剤の溶け残り」を除去しましょう。今回使うのは「重曹」です。
重曹はふくらし粉や胃薬の成分として昔から重宝されてきた自然素材で、近年はナチュラルクリーニングの代表として注目を集めてます。重曹を使ったお掃除方法はキッチン、浴室、etc…と実に多岐にわたっていますが、洗濯槽のお掃除でも大活躍します。
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重曹を使った洗濯層のお掃除方法
さて、洗濯槽に残るほとんどの汚れは「酸性」の汚れです。弱アルカリ性の重曹は、酸性の汚れに出会うと中和・分解し、汚れを取れやすくします。
1.水を最大水位まで張ります。
【ポイント】 お湯が利用できればさらに効果的です。お湯の温度は特に気にする必要はありませんが高すぎるのはNG! お風呂のお湯くらいが適温です。
2.重曹を1カップ程度入れます。
3.一通りスポンジなどを使ってザッと擦り洗いをしましょう。
【ポイント】 擦る前に時間をおくと(数時間から1晩放置すると)、汚れがふやけてより効果的です。
4.洗濯機を回して、コースが終了したら終わりです。
ご注意
重曹は市販の洗濯槽洗浄剤と比べ、洗浄力は高くありません。継続して使用することで効果がでます。気付いた時にこまめにお掃除することがコツです。
さぁ、これでカビの栄養源は少なくなりました。栄養源がなければ、カビも増えにくいというわけです。がしかし、洗濯槽にはもう1つ汚れが残っていました…。それは「石けんカス」。
この汚れ、重曹だけでは落としにくい汚れです。そこで、次に活躍するのはお酢です。
続き「重曹で洗濯槽のお掃除 後編」は下記からどうぞ。