ワックスを上手く塗ったはずなのに…どうして!?
年に何回も行う作業ではないので、
「なかなかうまくいかない!失敗しちゃった!」
「時間もかかるし面倒だからワックスをかけるのを断念」
なんてことありませんか?
ポイントをしっかりとおさえれば、まるでプロに頼んだような美しい仕上がりが期待できます。
ワックスがけに挑戦してみませんか?
【目次】
–前編———————————–
1.そもそもワックスを塗るとどんなメリットあるのでしょうか?
2.準備
3.動かせる家具を動かす!
—中編>———————————–
4.掃除
5.ワックスを塗る前の心得
—後編>———————————–
6.ワックスを塗ります!
7.後片づけはすばやく!
8.失敗例
1.そもそもどうしてワックスを塗るの?
ズバリ!「フローリングの保護」「美観を保つ」ためです。
では次に、フローリングが傷んでしまう原因について見てみましょう。
・知らない間に出来る「傷」
ホコリやごみの上を歩くと、ホコリがスリッパとフローリングの間でこすれてしまい、ヤスリのような役目を熱演(!?)し、徐々にフローリングの表面に表面にキズがついてしまいます。目に見えない傷でも、同じ状況が重なればやがて目立つ傷となります。
・フローリングの天敵「水分」
フローリングは木材を主材としていますので、一般的に水に弱い性質を持っています。水がフローリングに浸みこんだ状態が続くと傷んでしまいます。
ワックスの役目はこの2つから「床を保護をすること」。
床が保護されれば自然と美観が保てます。これが家を長く使う秘訣でもあります。
2.準備
まず、道具を揃えましょう。
計画的に準備をして短時間に集中して終えることが大切!
他のお掃除と違い、ワックスがけの作業は中途半端に終わることができません。
作業を中途半端に終わらせてしまうと、ワックスにムラができたりしますし、そもそも移動させた家具を戻せなくなり、元の生活空間に戻れなくなってしまいます。
ワックスがけをやろうと思ったら、道具が揃っているかをまず確認して、作業の途中で買い出しに行くことがないようにしましょう。
ワックスがけに必要な道具
・ワックス塗布用ワイパー
・ワックスモップもしくは塗布用のワックスシート
・ワックスを入れるトレイ
・フローリング用ワックス……「フローリングワックスの選び方」はこちら>
・雑巾(ワックス掛け前のお掃除に使います)
・ビニール袋など、家具を守るためのカバー(必要に応じてご用意ください。)
・養生テープ(必要に応じてご用意ください。)
★ポイント★
~モップ?シート?はたまた雑巾?どれを使って塗る?~
雑巾でワックスを塗布する方もいますが、拭きムラの原因となるのでさけたほうがいいでしょう。
仕上がり重視のワックス作業は、専用のワックスモップがおすすめです。ワックス専用のモップには繰り返し使えるタイプと使い捨てシートタイプがあります。それぞれの特長をご紹介します。
~ワックスを雑巾で塗ってはダメなの?~
塗るだけなら、問題はありません。
ただ、ワックス専用のモップ(またはシート)を使用した方が、仕上がりが良くなります。
雑巾の種類にもよりますが、雑巾を使用した場合、雑巾の厚みが原因となり、力が分散し、均一にぬれないこともしばしば。また、雑巾の糸くずなどがワックス面に付着して見映えがわるくなることもあります。
〇ワックスモップ
ワックスがけを頻繁に行うご家庭で、経済性を重視される方には❝ワックス専用のモップタイプ❞がおすすめです。
普通の水拭きモップに比べて糸の量は控えめなので、不必要なワックスを染み込ませることはありません。
また、糸の切断面を外側に出さず、輪のように丸めて処理することにより、塗布中のワックスに糸くずが混ざりにくくなり、仕上がりが良くなります。使用後は洗って乾かせば再利用できますので、とても経済的。
・水性のワックスを使用する場合、ご使用後モップが乾く前に水洗いか洗濯洗剤でまたは専用洗剤で洗うことが出来ます。
〇使い捨てシート
数年に一度の頻度でワックスを塗る、または手軽なものがいいという方には「ワックス専用の使い捨てシート」がおすすめです。ワックスを浸したシートをフローリングワイパーに取り付けてワックスを塗るだけです。 シートは使い捨てなので、ワックスを塗り終わったらそのままゴミ箱へポイッ。お手入れがとてもラクなのが特長です。
3.動かせる家具は動かしましょう!
テーブル、イスなど動かせるものは動かしましょう。
残ったのは…タンスなどの重い家具。これがワックスをかけるうえで、面倒に思ってしまう原因のひとつですよね。あ~~困った。
でもおもた~い家具は、無理をして移動させなくても大丈夫です。
ワックスとは「汚れや傷からフローリングを守るもの」。
タンスの下のフローリングは人が歩いたり、水が飛び散ったりしにくいので、そもそもあまり汚れません。思い切って割り切りましょう。
ワックスを塗る必要のある場所は、人が歩く場所や食卓の椅子の周りなど、キズ・汚れがつきやすい場所です。
行動パターンを思い浮かべれば、自然とワックスを塗らなければいけない場所が見えてきますよね。
動かせない家具は養生をしましょう。
養生ってなんですか?
注意してワックスを塗っていても、ワックスが飛び散ってしまうこともあります。家具についた場合は、ワックスを剥がそうとして家具の塗装が剥がれたりすることもあるので、大切なモノにはカバーをかけしっかりとガードしましょう。
マスキング用のシートもありますが、身近なもので済ませたい場合は、ビニール袋を平坦に切ったり、新聞紙で代用することもできます。
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