
「重曹」はナチュラルクリーニングの代表格ですが、「持っているけど、いまいち使いこなせていない…」という方も少なくないのではないでしょうか?
今回は、家中の掃除に使えて、環境にも人にもやさしい「重曹」を使った初心者でもできるキッチン掃除の方法をご紹介!
コツをつかめば簡単にお掃除できるので、ぜひ試してみてください。
ナチュラルクリーニングとは、自然由来の安心素材を使った、お手軽で環境にやさしい掃除方法です。

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重曹とは?
「重曹」は、正式名称が「炭酸水素ナトリウム」ですが、一般的には「重炭酸ソーダ」を略して重曹と呼ばれています。
重曹は、さまざまな汚れに対応できることから、「家中で役立つ洗剤」として広く知られ、特にナチュラルクリーニングを好む方に人気です。
そこで、同じくナチュラルクリーニングとして利用される「セスキ」や「過炭酸ナトリウム」の違いについて説明します。
まず、「セスキ」は「セスキ炭酸ソーダ」という名称で粉末やスプレータイプで販売されていることが多く、「過炭酸ナトリウム」は代表的な商品に「オキシクリーン」があり、「酸素系漂白剤」として知られています。

今回は特に食品を扱うキッチンでの掃除なので、1番ナチュラルクリーニングでき、研磨剤(クレンザー)としても使える重曹について詳しく解説します。
食品用重曹と掃除用重曹の違いは?
そもそも食品用の重曹もあるけど、掃除用とは何が違うの?と思う方も多いのではないでしょうか。
主成分は同じですが、その違いは「食品衛生法」に準じて作られているかどうかです。
具体的に説明すると食品用の重曹は食品衛生法の品質管理基準をクリアし、食べられる前提で作られていますが、お掃除用の重曹は品質管理基準をクリアした上で作られていません。
大きな違いはないにしてもお掃除用の重曹を食品用として使うことは避けた方が良いでしょう。
重曹を使った掃除の注意点
それでは早速、重曹を使って掃除していきたいところですが、いくつかの注意点があります。
手袋を着用すること
重曹を長時間素手で触ると、肌荒れの原因になることがあります。
掃除の際には、必ずビニール手袋やゴム手袋をはめるようにしましょう。
使用する場所の素材を確認すること
重曹は一部の素材には不向きで、傷や変色を引き起こすことがあります。
以下の素材には使わないように気をつけてください。
- アルミ
- 銅
- 真鍮
- 畳
- 木材
- 大理石などの天然石
掃除する場所の素材が不明な場合は、まず目立たない場所で試してから使用するようにしましょう。
重曹の主な使い方
毎日のキッチン掃除は手軽に使える重曹スプレー
それでは日々のお掃除に使える重曹スプレーの掃除方法から紹介します。
揚げ物や炒め物など毎日の料理でコンロ周りや壁、床に飛び散った油は、ただ雑巾やキッチンペーパーで拭くだけではベタつきが残ることがあります。
ただ拭くだけでなく、そこに重曹スプレーを吹き付けて拭くと、油汚れが分解されて汚れをしっかり落とすことができます。
ただし、拭き取りが甘いと、乾いた時に白く粉をふいたように重曹が残ることがあるので、しっかりと拭くことを意識しましょう。
重曹スプレーの作り方は意外と簡単!
重曹スプレーは水200mlに重曹をスプーン1杯の目安で入れ、溶かすだけです。
ざっくり言うと、お手持ちのスプーン1杯程度で問題ありません。
粉が溶けにくく感じた際はぬるま湯にして試してみてください。
重曹は使いすぎても清掃箇所を傷めたり、有害な成分で環境に悪影響を与えることがありません。また、少量でも重曹の粒が研磨作用を発揮して、ある程度キレイにできるので、気軽に使えるのも重曹の特長です。

ラクに油汚れを落とすコツ
キッチンの油汚れをラクに落とすコツは、キッチンを使用した後すぐにお掃除することです。
油汚れは時間が経つとホコリが混じって硬くなり、頑固な汚れになります。
こうなってしまった汚れは、流石の重曹でも落としにくく、専用の洗剤を使用することになります。
なるべく調理後、すぐに重曹スプレーを使って掃除するようにしましょう。
頑固な油汚れには重曹ペーストを使う
重曹スプレーで落ちないコンロなどにこびりついたコゲや油汚れは、重曹ペーストを使って掃除しましょう。
重曹ペーストの作り方
「重曹ペースト」というと作るのが難しそうですが、実は重曹に水を入れて練っただけのものです。
お皿やボールに重曹を適当に入れ、水を少しずつ入れて練ります。

掃除手順
- 汚れを覆うように重曹ペーストをたっぷり塗り、上からラップをかけます。
- そのまま10分以上時間を置きます。
- 汚れの状態を指で確認してみて、やわらかくなっていたら大成功!
アルカリ性の重曹と酸性の油汚れが中和、分解した状態と言えます。
この状態になれば、スポンジやタワシでこすり洗いします。 - 濡らした雑巾やキッチンペーパーでペーストを拭き取ったら完了です。

重曹でも落ちない頑固な汚れをお掃除する時には、専用洗剤を使いましょう。
頑固な油汚れの落とし方はこちら▼
重曹ペーストの意外な活用方法
毎日スポンジと洗剤でまな板を洗ってはいるけど、傷に入りこんでいる汚れが心配。
実はそんな時にも重曹ペーストを活用することができます。
まな板全体に重曹ペーストを塗ってラップをかけ、20分程度放置し、あとは水で洗い流すだけ。
重曹が細かな傷に入り込んだ汚れを分解します。
簡単なのでぜひ試してみてください。

シンクや排水口の汚れ、ニオイには重曹の粉をそのまま使う
食器を洗い終わった後のシンクは油で汚れています。
このベタベタ汚れをキレイにするには、重曹の粉をそのまま使って掃除する方法が効果的です。
- お好みの量の重曹を粉のまま濡れた状態のシンク全体に振りかけます。
- 重曹をかけた部分を濡れたスポンジでクルクルと円を描くように磨きます。
- 水で流し、水滴を布巾で拭き取って完了です。
この3ステップだけで重曹が油汚れを分解し、シンクがキレイになります。
さらに、重曹の粒でシンクを磨くので研磨作用も加わり、シンクがピカピカに!
定期的なお手入れに重曹を使うと、輝きを保てます。

シンクの水垢がつきにくくなるコツ
シンクを磨いた後はしっかり水気を拭き取ると、水垢がつきにくくなります。
排水口のニオイにも重曹が有効?
キッチンの排水口は汚れが溜まりやすく、放置するとニオイの原因になります。
定期的に重曹を含んだ水を流すと、重曹が汚れを分解し、ヌメリやニオイを抑える効果も期待できます。
重曹を振りかけて水を流すだけなので、洗面所や浴室、ベランダの排水溝掃除にも同じく使うことができます。
それでもニオイが気になる時は専用の洗剤を使いましょう。
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重曹を消臭剤としても使える
重曹はニオイを吸着する性質があるので、冷蔵庫や下駄箱などニオイが気になる場所に重曹を入れて消臭剤としても活用することができます。
カップに重曹の粉を入れて置いておくだけで消臭効果を得られます。

まとめ
今回はナチュラルクリーニングの中でも最もやさしい成分で活用方法も多岐にわたる重曹を使ったキッチンのお掃除方法を解説しました。
環境にも人にもやさしい重曹は毎日のお掃除で使用するのにぴったり。
大掃除の時や重曹でも落ちない頑固な汚れをお掃除する時には、専用洗剤を使いましょう。
重曹と洗剤をうまく使い分けをすることで、効率よく安心・安全なお掃除ができます。
この機会に試してみてください。
よくある質問
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電子レンジのコゲ汚れの掃除にも使えますか?
よく電子レンジ内で加熱した重曹水を使って掃除する方法が紹介されていますが、加熱することで弱アルカリ性から強アルカリ性になり、電子レンジ内の素材に影響を与える可能性があるため、使用は控えたほうが安全です。
代わりに、まずは水で濡らして固く絞った布巾で拭き掃除をしてみてください。
それでも落ちない頑固な汚れには、食器用の中性洗剤をつけた柔らかい濡れ布巾でやさしく拭くのが効果的です。