キッチンのレンジフードや換気扇の掃除は、意外と手間がかかるもの。
特に、シロッコファンにこびりついた頑固な油汚れを長期間放置していると、取り外しや掃除が大変になってしまいます。

今回は、シロッコファンの外し方から掃除方法まで、初めての方でもすぐに取り組めるように手順をまとめました。
コツさえつかめば、洗剤とブラシを使って最短60分程度できれいにすることができます。

便利な掃除アイテムやプロ直伝のテクニックも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。


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  1. レンジフードのシロッコファン(換気扇)が汚れる主な原因
  2. レンジフードのシロッコファンの掃除頻度
  3. シロッコファンの掃除前に準備するものと選び方
  4. 意外と簡単!レンジフードのシロッコファンを掃除する方法
  5. プロ直伝!効率アップできるシロッコファンの掃除術
  6. レンジフードのシロッコファンが外れないときの対処法
  7. まとめ
  8. よくある質問

この記事でわかること

掃除に適したアイテムの選び方
シロッコファンにこびりついた油汚れは酸性なので、アルカリ性洗剤が効果的です。
ただし、アルミ製のシロッコファンでは変色や腐食の恐れがあるため、注意点を確認したうえで使いましょう。
掃除に適した洗剤やブラシなど、便利なアイテムも紹介します。
シロッコファンの掃除方法
掃除のポイントは、最初にしっかりお湯(40〜60℃)で「つけ置き」をし、汚れを柔らかくすること。
ブラシで軽くこするだけで汚れが落ちやすくなり、掃除時間の短縮につながります。

長期間放置してガチガチに固まった油汚れは、スクレーパーで削ってからつけ置きすると効果的です。

レンジフードのシロッコファン(換気扇)が汚れる主な原因

レンジフードのシロッコファンが汚れる主な原因は、次の3つです。

汚れの種類 汚れの原因
油汚れ 料理中に飛び散る油や油煙が付着する。
ホコリ 稼働時に室内のホコリを吸い込み、油汚れと混ざり合う。
たばこのヤニ 煙に含まれる粘着性の高い物質「ヤニ(タール)」が付着する。

サラサラした初期の油汚れは簡単に落とせますが、時間が経つと粘度が上がり、ベタベタした汚れに変わります。

さらに、長期間放置すると酸化によって樹脂化し、ガチガチに固まったゴム状の汚れになるため注意が必要です。
シロッコファンが外れなくなる原因にもなるため、定期的なお手入れを心がけましょう。

また、たばこのヤニは茶色っぽい汚れとなり、油汚れと混ざり合うことで通常の洗剤では落ちにくくなります。

レンジフードのシロッコファンの掃除頻度

シロッコファンは、3〜4ヶ月に1回以上の掃除が理想です。
家族の人数や油料理の頻度によって差がありますが、このくらいの頻度ならつけ置きだけでも汚れが落ちやすく、比較的短時間でキレイにできます。

難しい場合でも、年1回は掃除ができるとよいでしょう。
油汚れを放置すると落としにくくなるだけでなく、酸化によってシロッコファンそのものを傷めてしまう恐れもあるからです。

ただし、フィルターだけは月1回程度お掃除することをおすすめします。

フィルターが目詰まりすると油煙を十分に吸い込めず、壁や天井などの周囲が汚れやすくなります。
さらに、換気性能の低下や臭いのこもり、ファンの異音・故障の原因にもなるので注意が必要です。

こまめな掃除が難しい場合は、年に1回、プロに依頼するのもおすすめです。 アズマのホームクリーニング「レンジフードクリーニング」なども活用してみましょう。

シロッコファンの掃除前に準備するものと選び方

シロッコファンの掃除を行う際に準備するものは以下のとおりです。

  • ゴム手袋
  • バケツ(専用シート)
  • 洗剤
  • ブラシ
  • スクレーパー(こびりついた汚れがある場合)
  • 雑巾(タオル)

適切な洗剤や道具を選べば掃除をかなりラクにできます。
おすすめアイテムとともに紹介するので、ぜひ参考にしてください。

油汚れに効果的なアルカリ性洗剤を選ぶ

酸性の油汚れには、アルカリ性の洗剤が効果的です。
アルカリ成分が油脂と反応し、けん化反応によって汚れを分解・乳化させ、こびりついた油を浮かせて落とします。

普段の食器洗いで使う中性洗剤は軽い汚れには有効です。
しかし、こびりついた油などの汚れは十分に落としきれないことが多いため、「アルカリ性」と表示された洗剤を選びましょう。

どの洗剤がいいかわからない方には、油汚れに特化したアルカリ性洗剤「アズマジック油汚れ洗剤」がおすすめです。
特に、半年以上放置した頑固な汚れに効果があります。



CH862アズマジック油汚れ洗剤

プロ推奨の強力洗剤。油汚れを強力に分解洗浄します。ラクに済ませたい方におすすめです。アルカリ洗剤を薄めてつけ置き洗剤として使うことができます。

CH862アズマジック油汚れ洗剤

また、重曹やセスキ炭酸ソーダもアルカリ性なので、つけ置き洗いに向いています。
バケツ1杯(10L)に対して、重曹は100g、セスキ炭酸ソーダは50g程度が目安です。

ただし、アルミ製のシロッコファンには注意が必要です。
変色や腐食の恐れがあるため、使用する場合は濃度や時間を控えめにしましょう。
特にセスキはアルカリが強いため、一度に粉を入れすぎないように気を付けてください。

アルミ製の場合は取扱説明書の指示に従う

アルミ製のシロッコファンの場合は、変色や腐食を防ぐためにも、取扱説明書の指示に従うことが大切です。

すぐにボロボロになって使えなくなるというわけではありませんが、アルカリ性洗剤を使用し続けると寿命を早めてしまいます。

そのため、以下の対応がおすすめです。

  • アルカリ性洗剤を使用して短時間でさっと済ませる
  • アルミ素材対応のつけ置き洗剤を使用する
  • 中性洗剤でこまめに掃除する

特に側面に2つの突起があるアルミ製のものは、塗装が剥がれやすい傾向があります。

シロッコファン用のつけ置き洗剤もおすすめ

アルミ製のシロッコファンや油汚れが落ちにくい場合は、シロッコファン専用のつけ置き洗剤の使用も効果的です。

TKつけおきくん・シロッコファン用」のような弱アルカリ性のつけ置き洗剤なら、アルミ製のシロッコファンにも安心して使用できます。

TKつけおきくん・シロッコファン用

アルミ素材でも安心して使用できるよう専用に処方したアルカリ洗剤です。
つけ置き時間は2時間ほどと少し長めですが、樹脂製品、金属類、シンク(ステンレス)にも使用できます。

TKつけおきくん・シロッコファン用

シロッコファンの形状に合ったブラシを選ぶ

カーブした羽が並ぶシロッコファンは、専用ブラシを使うと効率よく掃除できます。

「歯ブラシじゃだめなの?」と言う方もいますが、家庭用のシロッコファンは羽と羽の間が狭く、歯ブラシでは奥まで届きません。
さらに羽がカーブしているため、歯ブラシやスポンジではうまく当たらず、洗い残しが出やすくなります。

そこでおすすめなのが、ファンの形状に合わせて作られた丈夫なハードブラシ「換気扇ファンブラシ」です。
頑固な油汚れをしっかりかき取り、隅の汚れも残さず落とせます。
歯ブラシやスポンジを使う場合に比べて、掃除時間を約半分に短縮できるのも大きなメリットです。

換気扇ファンブラシ

ベトベト油汚れもしっかり洗えるハードブラシ。 お掃除しづらいシロッコタイプの換気扇ファンの掃除ができます。 ファンの2面が1度に洗える毛足とサイズです。

換気扇ファンブラシ

頑固な汚れは専用スクレーパーで削ぎ落とす

ブラシでは落としきれない超頑固な汚れには、スクレーパーの使用がおすすめです。
カチコチに固まった油汚れを表面から削り落とすことで、洗剤やブラシでは取れなかった厚い油汚れを効率よく除去できます。

アズマ工業の「アズマジック換気扇スクレーパー」は、押しても引いても汚れがごっそり取れるプロ推奨アイテム。
しつこい汚れを短時間で落としたいときに便利です。


BA748アズマジック換気扇スクレーパー

アズマ工業のハウスクリーニングのプロが推奨しているシリーズ「アズマジック」。羽と羽の間が狭く、お掃除しづらい換気扇ファン(シロッコファン)についた頑固な汚れを削ぎ落とすスクレーパーです。押しても引いても汚れを削ぎ落とす新形状の設計にしました。スミの汚れをかき出すミニブラシ付きです。

BA748アズマジック換気扇スクレーパー

つけ置きできる大きさのバケツやシートを用意する

シロッコファンがすっぽり入るサイズのバケツを用意しましょう。
五徳や魚焼きグリルなども一緒につけ置きしたい場合は、それらが収まる大きさを考慮すると便利です。

バケツの収納場所が気になる場合は、シンクに広げて使える専用のつけ置きシートもおすすめです。
使用後は畳んで捨てられるので、省スペースで手軽に使えます。

TKつけおきくんシート・5枚入

シンクでつけ置きできるシートです。
シンクに合わせた大きめサイズなので、まとめてつけ置きしたい時にも便利です。

TKつけおきくんシート・5枚入

意外と簡単!レンジフードのシロッコファンを掃除する方法

実際にレンジフードのシロッコファンを掃除する方法を紹介します。
コツさえつかめば難しくないので、ぜひ一緒にやってみましょう。

1. 外し方を確認してシロッコファンを取り出す

レンジフードのタイプによって、シロッコファンの取り外し方が異なります。
必ず取扱説明書で確認したうえで作業を進めましょう。

主な手順は以下のとおりです。

掃除後に取り付けるときは、反対の手順での作業になります。
取り外した場所などを覚えておきましょう。

2. シロッコファンをつけ置きする

シロッコファンをラクに掃除するには、最初にしっかりつけ置きすることがポイントです。
実際にプロも現場でつけ置きをしています。

  • バケツにシロッコファン全体が浸かるくらいのお湯(40〜60℃)を入れる
  • 油汚れ用洗剤を使用方法に従って加える(今回は「TKつけおきくん・シロッコファン用」を40〜60倍の範囲で希釈して使用しました。)
  • 洗剤が全体に行き渡るように混ぜ、シロッコファンを30〜60分ほどつけ置きする

つけ置き時間は汚れの状態によって調整してください。

油汚れの掃除で最も大切なのは、この「汚れをしっかり柔らかくする」工程です。
汚れがふやけていれば、ブラシで軽くこするだけでスルッと落ち、掃除時間を短縮できます。
逆にカチカチのままではブラシの歯が立たず、作業が大変です。

3. 付着した汚れをブラシで落とす

つけ置きを始めて約30分経ったら、シロッコファンを引き上げます。
汚れが柔らかくなっているはずです。

シロッコファン専用ブラシを使い、羽と羽の間を丁寧にこすり洗いしましょう。
柔らかくなった汚れはブラシで軽くこするだけでスルッと落ちます。

長年蓄積した汚れは、一度のブラッシングでは落ちない場合もあります。
その際は、再度つけ置きから繰り返すと効果的です。

4. 水ですすぎ、水分をしっかり取り除く

すすぎ残しがないように、流水で丁寧に洗い流します。
乾いた雑巾やタオルなどを使い、水分をしっかり拭き取るのがポイントです。

完全に乾いてから、取り付けたときと反対の手順でレンジフードに戻せば完了です。

なお、掃除後は3〜4か月に1回以上の頻度でお手入れすることを心がけましょう。
つけ置きだけで汚れが落ちやすくなり、日々の手入れもぐっとラクになります。

Instagramでもシロッコファンの掃除方法を動画でまとめているので、参考にしてみてください。

プロ直伝!効率アップできるシロッコファンの掃除術

さらに効率よくお掃除したい方のために、プロ直伝のお掃除術を紹介します。

つけ置き時間を有効活用する

お掃除のプロは、つけ置きできるものはまとめてつけ置きして、時間を上手に活用しています。
シロッコファンのほか、五徳や魚焼きグリルなども一緒に入れておくと効率的です。

つけ置きしている間に、レンジフードやコンロ周りなど、つけ置きできない部分をアルカリ性洗剤でしっかり掃除しておきましょう。
待ち時間を活用することで、全体の掃除時間をぐっと短縮できます。

ただし、五徳の油汚れはつけ置きで落とすことができますが、焦げになると落とすことができません。
焦げを落とす方法については以下の記事を参考にしてください。

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五徳の焦げを落としきる!?頑固な汚れを落とすプロの掃除方法の決定版

裏技アイテム「スクレーパー」で頑固な汚れを落とす

長年放置した油汚れは、地層のように積み重なり、下の方ほどガチガチに固まっています。
新しい汚れは洗剤が短時間で浸み込みますが、古い汚れはなかなか浸透せず、根気よく繰り返すしかありません。

そこでおすすめなのが、スクレーパーを使って古い汚れを削り落とす方法です。
シロッコファンの羽に収まるサイズのスクレーパーを用意し、油汚れを一つずつ丁寧に削りましょう。

固くなった汚れを削った後につけ置きすれば、洗剤が油にしっかり浸透し、短時間で汚れを落としやすくなります。

なお、マイナスドライバーなどでも代用は可能ですが、ファンを傷つける恐れがあるため注意してください。

温度と気温を考慮して掃除を進める

つけ置きには40〜60℃のお湯を使うと紹介しましたが、食品の頑固な油汚れはほとんどが50〜60℃で柔らかくなるためです。
ホームクリーニングの現場でも、60℃のお湯でつけ置きしてピカピカに仕上げています。

ただし、熱すぎるお湯は火傷の危険があるので十分注意してください。

また、日本の大掃除は年末が一般的ですが、欧米では春に行う「スプリングクリーニング」が主流です。
春〜夏は気温が高いため、油汚れが落ちやすくなるというメリットがあります。

季節や気温に合わせて掃除のタイミングを選ぶのも、効率アップのコツです。

レンジフードのシロッコファンが外れないときの対処法

汚れの蓄積やサビ、固定ネジの劣化などが原因で、シロッコファンが外れないケースがあります。
特に古いモデルの換気扇は外し方が複雑な場合もあるため、強引に取り外さないことがポイントです。

レンジフードのシロッコファンが外れないときは、次の対処法を確認しましょう。

洗剤を使って湿布作業をする

ネジを外せない場合は、洗剤を使った湿布作業がおすすめです。
長期間掃除していない換気扇では、ネジの周りに油汚れが固まって回らなくなることがあります。

湿布作業の方法は簡単です。

  • キッチンペーパーやティッシュに油汚れ用の洗剤を染み込ませる
  • ネジを覆うように貼り付け、5〜10分ほど放置する
  • 指で油の状態を確認し、柔らかくなっていればネジを回す

油が十分に柔らかくなっていない場合は、再度湿布作業を行うと効果的です。
洗剤が油をゆるめることで、固まったネジがスムーズに回るようになります。

ドライヤーを使って温める

頑固で動かないシロッコファンは、ドライヤーの熱を利用して油汚れを柔らかくすると取り外しやすくなります。

温める場所は、シロッコファンの中心部分やスピンナー、フィルターのネジ周りです。
数分間、ドライヤーの温風をあてて油を温めたら、少しずつ振動を与えながら隙間を作るとスムーズに外せます。

熱を加えた金属部品は非常に高温になっているため、必ずゴム手袋を着用して慎重に作業してください。
温めと同時に汚れを拭き取りながら行うと、さらに外しやすくなります。

浸透潤滑剤を使用する

金属パーツやネジがサビついて回らない場合は、浸透潤滑剤で油分を浸透させると外しやすくなります。
サビがある部分に少量ずつ吹き付け、30分ほど置いてから軽く振動を与えると効果的です。

ただし、ワンタッチ式のシロッコファンには使用できないため注意してください。
作業後はオイルを拭き取り、電子部品に付着しないようにしましょう。

専門業者に依頼する

どうしてもシロッコファンが外れない場合は、無理に取り外そうとせず、専門業者に依頼するのが安全です。
プロは専用の工具と技術を駆使して、換気扇を安全かつスムーズに取り外し、しっかり清掃してくれます。

自宅での作業が難しい場合は、アズマのハウスクリーニングサービス「レンジフードクリーニング」を利用すると、手間をかけずにピカピカに仕上げることができます。

まとめ

レンジフードのシロッコファンは油汚れが蓄積しやすく、放置すると掃除が大変になります。
この記事で紹介したアイテムを活用し、ガチガチの頑固汚れになる前にお手入れすることが大切です。

コツさえつかめば、シロッコファンの掃除はそれほど難しくありません。
「換気扇掃除がラクになった」「楽しくなった」と感じていただけると嬉しいです。

よくある質問

  • シロッコファンはウタマロクリーナーで掃除できる?

     

    ウタマロクリーナーは中性洗剤のため、シロッコファンの掃除に使用できます。

    ただし、中性洗剤なので頑固な汚れ落としには期待できません。
    また、泡状の洗剤であるため、つけ置きにも不向きです。

    使用する場合は、お湯のみでつけ置きした後にスプレーして放置すると、汚れが落ちやすくなります。

  • シロッコファンの掃除でオキシクリーンは使える?

     

    オキシクリーンは酸素系漂白剤のため、金属製のシロッコファンにはつけ置きで使用できません。
    公式サイトでも「金属素材でのつけ置きは変色の可能性がある」と注意喚起されています。

    アルミ製の換気扇も変色や劣化のリスクがあるため、使用は避けましょう。
    プラスチック製の換気扇であれば使用できます。

  • シロッコファンをこすらないで掃除する方法はある?

     

    完全にこすらずに掃除するのは難しいですが、頑固な汚れは先にスクレーパーで削ぎ落としてからつけ置きすることで、最小限のこすり洗いで済みます。

    また、普段から定期的に掃除をしている場合は、食洗機での洗浄も可能です。
    使用する食洗機用洗剤が中性であることを確認してから試してみてください。
    なお、レンジフードのメーカーによっては、「シロッコファンは食洗機不可」「その他のパーツのみ対応可」など、対応範囲や推奨状況が異なります。
    使用前に、必ず取扱説明書を確認してください。