ほうきは電気を使わず環境に優しいため、今でも多くの家庭で活躍しています。
アズマ工業は1910年頃からほうきを自社で開発・販売し続けてきました。
その中で、「ほうきはどれも同じ」というお声をよくいただきますが、実は、使う場所によって適した素材や商品があるのをご存知でしょうか。
屋内外それぞれに合ったほうきを使うことで、掃除の効果が上がり、時間短縮にもつながります。
今回はアズマ工業のほうきのプロが、ほうき選びをお手伝いします。

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  1. ほうきの魅力とは?
  2. ほうきの選び方
  3. ほうきを使ったお掃除のコツ
  4. ほうきを長持ちさせるコツ
  5. まとめ
  6. よくある質問

ほうきの魅力とは?

床や地面のゴミ、ほこりを掃き集めるために使われ、古くから実用的なお掃除道具として親しまれてきました。掃除機のように音がしないため、昼夜問わずお掃除できるのも魅力です。
また、防災意識が高まる中、被災時に役立つアイテムとしても注目を集めています。

ほうきの選び方

ほうきの素材や形状、長さによって得意とする掃除場所や、不得意な場所が異なるため、用途に合ったほうきを選ぶことが重要です。

ほうきのサイズ

ほうきは柄の長さによって種類が分かれているのはご存知でしょうか。
長柄、中柄、短柄、柄なしの4種類が存在しています。

長柄

ほうきの全長が120㎝以上あり、立ったまま掃除できるため疲れにくく、両手で持って力強く掃けるのが特長です。

中柄

中柄のサイズは2タイプあります。
ほうきの全長が90㎝前後で短柄に比べて20㎝前後長いため、腰をかがめずに掃けます。
110㎝前後のものは子どもが両手で持って掃ける長さになっています。

短柄

ほうきの全長が70㎝前後で軽くて片手で掃きやすいように先端を斜めにカットしているほうきが多いです。
柄が短く、コンパクトなため、収納場所に困りません。

柄なし

ハタキやブラシ感覚で使用でき、卓上や隙間のお掃除に適しています。

使用場所に適したほうき

ほうきの長さの違いは理解できたけれど、使用場所に適したほうきを知りたいという方はほうきの素材別に比較表をまとめていますので参考にしてみてください。
素材については「ほうきの素材」で詳しく解説します。

ほうきの素材

ほうきの穂には、天然素材・化学繊維など、さまざまな素材が使われています。
ここからは屋内、屋外に適した素材別に詳しく説明します。

ほうき草|屋内ほうき


室内を掃くのに使われている一般的な箒です。
大相撲で呼出しさんが土俵廻りを掃いているシーンを見たことがあるかもしれませんが、その箒です。
原料はホウキモロコシというイネ科の植物で、箒キビとも言われています。
手編み箒とカバー箒の2種類があり、前者は江戸時代、後者は戦後にそれぞれ始まり、掃除機が普及した現在も使われ続けています。

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棕櫚

棕櫚はほうきの素材としてはほうき草よりも歴史が長く、 日本の歴史に深く根付いた素材の一つです。 繊維が細かく、細かいホコリを集めるのに適しており、使い続けると棕櫚に含まれる油分で畳や床に艶が出てきます。

また、棕櫚ほうきは「鬼毛」と「皮」の2種類あり、「皮」は棕櫚皮を丸め、先端をほぐして作られています。
「鬼毛」は棕櫚の皮を漉いて1本1本の繊維にしたものを使用しています。
「皮」素材のほうきは、掃き心地がしっかりしているため、穂先を地面につけて力強く掃くことができます。
一方、「鬼毛」素材のほうきは、穂先を軽く地面に触れさせるように、持ち上げて優しく掃くイメージです。

使い始めは繊維の粉が落ちるため、土間等でしばらくご使用いただいたあと、畳やフローリングに使用されることをお勧めします。
きちんとお手入れをすれば、何十年もの間使い続けることができます。

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パキン|屋内ほうき

タンピコ麻の葉から作られた天然繊維のパキンは、水を含むと柔らかくなることからほうきの他にブラシの素材としても使われています。

黒シダ|屋外ほうき

アレンというヤシ科の木から取り出した繊維を穂に使ったほうきは繊維が細くしなやかなので、細かい砂ホコリもキレイに掃き取ることができます。
また、水にも強いのも特長です。
黒シダほうきは1973年にアズマ工業から初めて日本で発売されました。

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赤シダ|屋外ほうき

屋外の掃除で最も一般的なほうきです。
パルミラというヤシ科の木から採取した葉柄(ようへい)を穂に使ったほうきは繊維がやや太く、コシが強いのが特長で、落ち葉などの大きなゴミや石を掃くのに適しています。
水に濡れると穂が広がりやすいので、水周りでの使用は不向きです。

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葉脈|屋外ほうき

ヤシの葉脈から取り出した繊維を穂に使ったほうきはコシが非常に強く、穂が折れにくいのが特長です。
竹の繊維に似てますが、落ち葉などの大きなゴミもスムーズに集められ、強い掃き出し力があるため、芝生の掃除にも適しています。

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化繊|屋外ほうき

プラスチック素材を穂に使ったほうきはコシが強く水にも強いので溝や濡れた落ち葉などを掃くのに便利です。
また、細かいホコリも掃けるように穂の先を細かく割ったほうきや太い穂と細い穂を混ぜたほうきなどがあります。

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かや草|その他

繊維が細く、細かいゴミを掃き取るのに適していますが、繊維が切れやすく、穂についた特有の粉が落ちやすいため家庭用としては不向きです。
当社では石膏のクズを集めるために職人さんからの要望をいただいて商品開発しました。

Instagramでも分かりやすく「ほうきの選び方」を投稿してますので、ぜひ参考にしてください。

ほうきを使ったお掃除のコツ

ほうきは立てて横に向かって掃くことを意識しましょう。
ほうき自体を大きく動かしながら掃くと、ホコリやゴミを舞い上げてしまうので床と穂先が水平になるように優しく掃くのが上手にお掃除するコツです。

ほうきを長持ちさせるコツ

ほうきの寿命は使用状況や保管方法によって異なりますが、メンテナンスをしっかりしておけば、長い間使うことができ、経済的です。
そこでほうきを長持ちさせるコツを紹介します。

    • 柄の先にあるヒモや穴を上手に利用
      ほうきの穂はデリケートにできています。
      ほうきを保管される際は、穂が接地しないように、吊るして保管することで、長くご使用いただけます。
    • 穂を十分乾かすことも大事
      水まわりの掃き掃除をしたあとに穂が濡れたまま収納してしまうと、穂にクセがついたりカビが生えてしまうことがあります。
      風通しの良い場所で吊るして、穂を充分に乾燥させてから保管しましょう。

まとめ

今回はほうきの種類や選び方を紹介させていただきました。
ぜひこちらを参考にご自身に合ったほうきを見つけてみてください。

よくある質問

  • 屋外でほうきを使用する際、水に強い素材のほうきを教えてください。

     

    屋外の溝や濡れた落ち葉などを掃くのに適しているのは化繊ほうきです。
    形状や長さも様々ありますので、こちらを参考にしてください。

  • ほうき草の穂にクセがついてしまいました。

     

    ほうきの穂にクセがつき、掃除しにくい場合のお手入れ方法を紹介します。
    1.バケツにたっぷりの水を入れて穂全体を浸してください。
      ※クセが強い場合は、ぬるま湯を使いましょう。
    2.クシなどで整え、完全に乾くまで、吊るして乾燥させてください。

  • 手編みほうきの「〇玉」って何ですか?

     

    玉の数によって掃き幅が違います。
    玉の数が増えるほど掃き幅が広がりますが、その分重くなりますので、お好みに合わせてお買い求めください。