玄関用ほうきの選び方

【お答えします！】

ふみこさん。なかなか考え方がしっかりとしていますね。その慎重な姿勢には頭が下がります。ふみこさんが考えられているように、ほうきにたくさんの種類があるのにはそれなりに理由があります。

それは外を掃くと言っても玄関、駐車場、芝生、排水溝などいろいろな場所があり、それぞれに適したほうきが必要だからです。掃除する場所によって適したほうきがあり、それを使うことでお掃除の「時間短縮」にもつながるんですよ。多くの種類の中から自分にピッタリのほうきを選ぶにはいくつかのポイントがあります。

まず、穂です。手でなでるように穂を触りコシの強さを確認してください。穂の材質により、コシの強さにもいろいろなバリエーションがあることがわかります。

ふみこさんのご希望は玄関のお掃除に適したほうきということですが、一般的に玄関のゴミは靴などで運ばれた砂やゴミ、風に吹かれて舞い落ちたホコリのようなものがほとんどです。この場合、コシがしなやかなほうきを選んでみてはいかがでしょうか。

細かい砂や小さなホコリもしっかりキャッチして掃き取ることができますよ。

余談にはなりますが、逆に小石などが多い駐車場のお掃除ということであれば、コシが強いほうきがオススメです。小石のように少々重いゴミでもコシの強さでしっかりと掃き集めることができます。

次に柄の長さです。ほうきには大きく分けて、長さが約80cm ほどの短柄と約130cmほどの長柄の二種類があります。

実際、店頭で掃くポーズをとっていただくとおわかりいただけますが、短柄は片手で掃くのに対して長柄は両手を使って掃くため動作に無理がなく、疲れにくいという利点があります。しかし、問題は収納性です。当然のことながら長柄は長い分、収納場所に制限があります。

狭い玄関を短時間でササッと掃いて、靴箱の横に吊るしておきたい…そういうことでしたら短柄がいいかもしれませんね。