窓拭きをしても「なんだかスジが残る」「拭きムラができて逆に汚れて見える」そんな経験はありませんか?
窓拭きは、ちょっとした道具選びと、やり方のコツさえ押さえれば、誰でもプロのような仕上がりが目指せます。
この記事では、家庭の窓から車の内側まで、簡単かつ効果的にキレイにする方法を詳しく解説します。

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この記事でわかること
- 窓拭きに洗剤を使ったほうが良いか?
- 軽い汚れであれば洗剤なしでOK。
拭き跡が残りにくく、水だけでキレイにできるクロスを使うと簡単にキレイにできます。
拭き掃除の後は、乾燥したクロスで乾拭きすることでよりピカピカに。
もし、手垢やヤニ、油分などが窓ガラスに付いている場合は水だけでは汚れが落としきれないことが多いので、洗剤を使いましょう。
こちらも、拭き跡が残りにくい窓ガラスや鏡専用の洗剤を使うと簡単にお掃除できます。 - 跡が残らずピカピカに仕上がる窓拭きのコツ
- 跡を残さずにピカピカに仕上げる窓拭きの③つのコツ
①ホコリなどの汚れをあらかじめ取り除く
②水拭きで汚れを浮かせて乾拭きで水気を拭き取る、水拭きと乾拭きはセット
③拭く方向は縦もしくは横、一定の方向に
また、使うお掃除道具は窓ガラスに繊維が残りにくいマイクロファイバークロスや窓ガラス専用クロス、拭きスジが残りにくい専用洗剤を使うとよりピカピカにできます。
窓拭きの跡が残る原因とは?
窓拭きで拭きスジやムラが残るのには原因があります。
汚れやホコリが残っている
落としきれなかった汚れは、拭き掃除の際に伸びて拭きスジやムラになります。
ホコリは最初に乾いた状態で取り除き、手垢や水垢などの汚れは水で固く絞ったマイクロファイバークロスでしっかり拭き掃除するか、専用の洗剤を活用してキレイに落とし切りましょう。
水拭きまたは乾拭きで終わらせている
水拭きをして汚れを浮き上がらせたあとは、乾拭きで水分を十分に拭き取らないと拭きスジが残りやすいです。
また、乾拭きだけでは手垢などの皮脂汚れが落としきれずにムラになります。
拭く方向がバラバラ
窓を拭くときは、上から下、左から右など、一定の方向で拭くとスジになりにくいです。
特に、円を描くように拭くと拭き跡が残りやすいです。
道具が適していない・劣化している
毛羽立ちが窓ガラスに残りやすい雑巾は窓拭きに適していません。
マイクロファイバー素材や、ガラスや鏡専用クロスなどは繊維が残りにくく、キレイに仕上がります。
また、スクイージー(ワイパー)のゴムが劣化している場合、隙間ができて上手く水切りできず、水滴が残ります。
窓拭きの基本のやり方|洗剤なしでキレイに仕上げるコツ
まずは知っておきたい基本の窓掃除の流れ。
窓拭きに関しては、軽い汚れなら洗剤は必要ありません。
準備する掃除道具
- ブラシ
- マイクロファイバークロス2枚
※窓拭きであれば、マイクロファイバークロスだけでOK
基本の窓掃除の手順
窓掃除は、サッシ→窓枠→網戸※→窓ガラスの順番が基本です。
※網戸は外せる場合は先に取り外してブラシと中性洗剤を使ってキレイにしてから最後に取り付けます。
まずは乾いた状態でサッシの土埃やゴミをブラシなどで取り除き、クロスで拭きます。
つぎに、窓枠の下以外をクロスで拭きます。
下を拭かずに残しておくのは、窓ガラスを掃除する際に汚れたり濡れたりしやすく、二度手間になるからです。
網戸を外さないなら、手軽にお掃除できるシートやスポンジなどを活用するとお掃除が簡単です。
窓拭きの掃除方法
最後に、窓ガラスの拭き掃除は以下の流れでお掃除します。
- 表面のほこりを乾拭きで取り除く・・・まず最初に、乾いたマイクロファイバークロスで窓ガラスの表面に付着したホコリをサッと拭きます。
これを省略すると、拭いたときに濡れたホコリがガラスにくっついて取りにくくなります。 - 1で使用した乾拭きのクロスを水で洗い、濡らして窓ガラスを拭く・・・水で濡らして固く絞ったマイクロファイバークロスで窓ガラスを拭きます。
拭く方向は横に、S字を書くように上から下へ拭いていきましょう。 - 乾拭きで仕上げる・・・2枚目のマイクロファイバークロスで乾拭きします。
ひと拭き、水だけでクロスにこんなに汚れがつきました!

窓拭きが終わったら、窓枠の下部分を拭いて完了です。

窓拭きに洗剤はいらない?それとも必要?
窓拭きの際、「水拭きで十分なのでは?」「洗剤を使うと跡が残る」と悩む方も多いですよね。
軽い汚れであれば洗剤なしでもOKですが、手アカ・ヤニ・油分・ほこりが混ざった汚れは、水だけでは落としきれません。
そこでおすすめなのが、拭き跡が残らず、二度拭き不要な専用洗剤と、繊維の力で仕上げるマイクロファイバークロスの組み合わせです。
用意する道具
- アズマジック ガラス洗剤
- 乾燥したマイクロファイバークロス2枚
洗剤を使った窓拭きのやり方
- 表面のほこりを乾拭きで取り除く
乾いたマイクロファイバークロスでガラスの表面に付着したホコリをサッと拭きます。これをすることで、拭き跡がより残りにくくなります。 - ガラス洗剤を吹きかける
アズマジックガラス洗剤を、全体に軽くスプレーします。
泡立たず液だれしにくいため、ムラになりにくいのが特長です。
特に、手あかやヤニなど、汚れが気になる場所に重点的にかけましょう。 - マイクロファイバークロスで拭き取る
洗剤をなじませるように、マイクロファイバークロスで上から下へ一方向に拭きます。二度拭きは不要です。 - その他:スクイージ(ワイパー)で仕上げる
スクイージー(ワイパー)で仕上げることも可能です。薬液をガラス全面が濡れるように多めに吹きかければ、軽い汚れはスクイージー(ワイパー)の水切りのみで落ちます。
泥などのひどい汚れはあらかじめ取り除くようにしてください。
アズマ工業のハウスクリーニングのプロが推奨しているシリーズ「アズマジック」。 雑巾では拭き取れなかった皮脂汚れ、石けんカス、湯アカなど、洗剤を使わずに拭き取れるクロスです。 拭きスジ、ケバが残らなくキレイに仕上げることができます。両面使え、洗って繰り返し使えるので経済的です。
手軽に終わらせたいならシートを使ったお掃除も
専用のお掃除シートを使えば、汚れが気になったときにサッと窓の拭き掃除ができます。
ガラス拭きウェットシートは、シートだけでお掃除が完結、洗剤も水も使用しないでガラスについた汚れをキレイに拭き取ることができます。
1枚(20×30cm)のシートで90×180cmのガラス片面を2枚拭くことができ、拭き跡が残りにくい薬剤成分を使用しています。
お掃除するだけで曇り止め効果が残るのも嬉しいポイントです。
除菌効果は99%※ですが、桃の葉エキス配合で肌に優しいので、素手での使用が可能です。
※すべての菌を除菌するわけではありません。
洗剤も水も使用しないで、ガラスについた汚れをキレイに拭き取ることができます。今までバケツや雑巾など、いろいろな道具が必要だった窓掃除がこのシートだけで簡単にできます。雑巾で拭いた時のような、拭き跡やケバケバした糸が残りません。
【用途別】窓拭きにおすすめの洗剤と掃除道具
窓拭きにおすすめの洗剤と掃除道具を用途別にご紹介します。
| 分類 | アイテム | 用途・目的 | 使い方・ポイント |
|---|---|---|---|
| 洗剤 | ガラス用洗剤 (アズマジック) | ガラス面の指紋や皮脂汚れ、室外の排気ガスや泥汚れ落とし | スプレーしてすぐ拭き取る。二度拭き不要。 |
| アルカリ電解水 | 皮脂や油分などの軽い汚れに有効 | スプレーしてすぐ拭き取る。二度拭き不要。 | |
| アルコールスプレー | 殺菌しながら軽い汚れを拭き取れる | スプレーしてすぐ拭き取る。速乾性があるため跡が残りにくい。カビ予防にも。 | |
| 道具 | マイクロファイバークロス | 窓拭きの汚れ取り・仕上げ拭き用 | 水拭き+乾拭きで両方使う。繊維が細かく跡が残りにくい。 |
| 新聞紙 | 窓拭きの汚れ取り・仕上げ拭き用 | 新聞紙を水で濡らして拭き、その後乾拭きする。インクの油分でツヤが出る。 | |
| スクイージー(ワイパー) | 効率よく水気を切り、仕上げる | 洗剤や水拭きの後に1回の水切りごとに水気を取るときれいに仕上がる。 | |
| その他 | シート(ガラス拭きウェットシート) | 窓拭きの汚れ取り・仕上げ拭き用 | 両面使えるので、汚れを拭き取り、仕上げ拭きまで行う。洗剤も水も使用せず、曇り止め効果も。 |
洗剤
- ガラス面の指紋や皮脂汚れ、室外の排気ガスや泥汚れ落とし・・・ガラス用洗剤(アズマジック)
- 皮脂や油分などの軽い汚れ・・・アルカリ電解水
- 殺菌や軽い汚れ・・・アルコールスプレー
ガラス用洗剤はしつこい汚れもキレイに落としてくれます。
拭きスジも残りにくいので、一家に一本あると便利です。アルカリ電解水はアルカリ性の性質を持つので、皮脂や油汚れなど酸性の性質を持つ汚れをキレイにしやすいです。
アルコールスプレーは軽い汚れを拭いたり殺菌に向いています。

ハウスクリーニングのプロが推奨する洗剤シリーズ「アズマジック」。ガラス洗剤はガラスについた汚れを素早く落とし、ラクにお掃除することができます。 また、拭き跡が残りにくいように配合されています。
道具
- 窓の汚れ取り、仕上げ拭き・・・マイクロファイバークロス、新聞紙
- 効率よく水切り、仕上げる・・・スクイージー(ワイパー)
- 使い捨てできる窓の汚れ取り、仕上げ拭き・・・シート
マイクロファイバークロスは、窓拭きに最も適したアイテムのひとつです。
細かい繊維がガラス表面のホコリや皮脂汚れをしっかり絡め取ってくれるため、洗剤を使わなくてもスッキリと拭き上げることができます。
窓ガラスに残った水分をしっかり水切りできるスクイージーは上手く使えばキレイに仕上げられます。
シートタイプの窓拭きは、汚れが気になったときにサッと使えて、後片付けのことも気にしなくて良いのでお掃除が簡単です。
新聞紙での窓掃除はなぜ効果的?
「新聞紙で窓を拭くとキレイになる」と聞いたことはありませんか?
昔ながらの方法として知られる「新聞紙での窓拭き」、ちゃんと窓がキレイになる理由があるんです。
- インクに含まれる油分がガラスにツヤを出す
- 適度な硬さや凹凸で汚れを絡め取る
やり方もとても簡単です。
新聞紙をくしゃくしゃにして窓を拭くだけ。
汚れが落とせないところは、丸めた新聞紙に水を少量つけ、クルクルと拭きます。
ただし、カラー印刷部分は避けるようにし、手が汚れないよう手袋を使うと手がインクで黒くならずにお掃除できます。
新聞紙のインク効果で、何もつけなくても窓ガラスがつやつや、ぴかぴかになります。


車の内側の窓拭き
お家の窓と同じくらい、多くの人が悩んでいるのが「車の内側のガラス掃除」。
手垢やホコリが溜まりやすく、乗車中、至近距離で窓ガラスを見る時間が長いので、汚れに気がつきやすいです。
車の窓(内側)のお掃除手順
- クロスで乾拭き(ホコリ取り)
マイクロファイバークロスなどで内側のガラスを乾拭きし、ホコリや汚れを落とします。 - 洗剤スプレー→クロスで拭く
アズマジックのガラス洗剤をクロスに吹きつけ、ガラス面を拭きます。
直接窓ガラスへスプレーすると、液垂れしてドアの窓ガラスが上下するすき間の中に入り込んでしまうので、直接スプレーするのは避けましょう。
特に窓の四隅は汚れが溜まりやすいので念入りに拭きます。 - 拭き方は「S字」がコツ
拭きムラを防ぐには、上から下ではなく「S字を描くように」クロスを動かすと、均一に仕上がります。 - 最後に仕上げクロスで乾拭き
ここまででも十分キレイになりますが、できればもう一枚の乾いたクロスで軽く乾拭きすると、よりクリアに仕上がります。


まとめ
窓掃除は少し面倒に感じられるかもしれませんが、コツさえ押さえれば誰でも簡単にピカピカにできます。
特に、クロスや洗剤など、専用のものを使うと跡が残らず、誰でも驚くほどキレイに仕上がります。
家庭の窓にも車の窓にも応用できるシンプルな方法で、毎日の景色やドライブがより快適になるはず。
ぜひ今日から、窓掃除をもっと手軽に楽しんでみてくださいね。
よくある質問
-
マイクロファイバークロスがないときは何で拭くと良いか?
マイクロファイバークロスは細かい繊維が汚れを絡め取るだけでなく、毛羽立ちにくいため、窓ガラスに繊維が残らないのが窓拭きに向いていると言われる理由です。
そのため、マイクロファイバークロスがないときは、毛羽立ちにくいクロスを使うと◎
かや織りふきんやキッチンで使われるサラッと薄い綿のふきんもおすすめ。
タオルや雑巾は繊維が窓ガラスに残りやすいのであまりおすすめしません。
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窓拭きの掃除頻度やおすすめの時期は?
窓拭きの理想的な頻度は家庭の立地や環境によっても異なりますが、お掃除の目安は以下の通りです。
窓ガラス(外側)・・・2〜3ヶ月に1回
窓ガラス(内側)・・・1〜2ヶ月に1回
外側は汚れがワンシーズンに1回のペースでお掃除するとキレイがキープしやすいです。
汚れやすい場所は汚れが気になったときに都度お掃除しましょう。
内側は手が届く場所かどうかによって異なりますが、手垢がつきやすいので、1〜2ヶ月に1回のペースがおすすめです。
また、窓拭きがしやすい季節は春と秋です。
春は、冬を経て残った結露やホコリによる汚れや、花粉もつきやすいのでお掃除にぴったりの季節です。
秋は、夏の強い雨風・台風による水垢・砂埃を落とすのにちょうどいいタイミングです。
年末の大掃除前に済ませると、寒い時期の負担が減らせるのも◎
