窓サッシや窓枠は、ホコリなど汚れがたまりやすく、放置すると黒カビの発生に繋がります。
特に湿気の多い季節や冬場の結露によって、カビが発生しやすく、そのまま放置するとダニの増殖や健康被害を引き起こす恐れがありますので、早めに対処する必要があります。

そこで今回は、お掃除のプロが窓サッシの正しい掃除方法、窓枠に発生した黒カビの落とし方や予防法を詳しく解説します。

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  1. 窓サッシの汚れの原因は?
  2. 窓サッシの正しい掃除方法
  3. 窓サッシや窓枠の黒カビの落とし方
  4. 頑固なカビを落とすなら塩素系漂白剤を使う
  5. 窓サッシ・窓枠のカビ予防
  6. まとめ
  7. よくある質問

窓サッシの汚れの原因は?

窓サッシの汚れは外からの砂やホコリ、排ガス、花粉が主な原因です。
さらに湿気の多い季節や冬場の結露により、下記の3つの条件が揃うと黒カビが発生しやすくなります。

カビが発生しやすい理由

  • 湿度:70%以上
  • 温度:20~30℃
  • 栄養:ホコリ、水垢、ダニの死骸など

この3つの条件が揃うと黒カビが発生し、さらにカビがダニのエサとなり、ダニの増殖にも繋がります。
これらの微生物が空気中に舞うことで、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こすリスクが高まりますので、カビが生えてしまった場合はなるべく早く取り除くようにしましょう。

窓サッシの正しい掃除方法

基本的に水で落とせる汚れが大半のため、まずは水だけで窓のサッシを掃除してみましょう。

必要なもの

  • 掃除機(細ノズル)
  • ブラシ
  • マイクロファイバークロス

掃除手順

  • 乾いた状態のままブラシのスクレーパー側でこびりついた汚れを削ります。
  • ブラシ側で砂やホコリなどのゴミを集めて掃除機で吸い取りましょう。
  • 水で濡らしたマイクロファイバークロスをブラシに巻きつけて拭きます。

プロが推奨するブラシを傷めにくい使い方

ブラシは手前側から当て、毛先全体を使うように引いて掃除しましょう。
そうすることで先ばかりが傷まず、長くブラシを使うことができます。


窓サッシ専用のお掃除道具

おすすめ商品|ニューサッシブラシ

サッシの溝やスミのお掃除ができる薄型ブラシです。
ブラシのしなやかさ、コシの強さでキレイにします。
サッシのミゾやドア付近のスミのお掃除に最適。

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窓サッシや窓枠の黒カビの落とし方

窓サッシの正しい掃除方法」で掃除しても落ちなかった黒いブツブツがカビです。
ここからはカビをしっかり落とす方法について紹介します。

必要なもの

  • ゴム手袋
  • 中性洗剤
  • ブラシ
  • マイクロファイバークロス
  • キッチンペーパー

掃除手順

  • 食器用洗剤や中性洗剤を薄めた水で濡らしたクロスで拭き取ります。
  • 1で落ちない場合は、キッチンペーパーで湿布し、5分置いてからブラシで擦り、水拭きしましょう。

頑固なカビを落とす方法

ゴムパッキン部分の頑固なカビは「窓サッシや窓枠の黒カビの落とし方」では、すっきり落とすことが難しいため、塩素系漂白剤を使うことで落とすことになります。

ただし、木枠やアルミ製サッシを傷める可能性があるため、使用する際は十分に注意が必要です。
必ず目立たない部分で試してから掃除するようにしましょう。
また、お掃除の際は、自己責任で無理のない範囲で行うようにしてください。

必要なもの

  • ゴム手袋
  • マスク
  • カビ取り専用洗剤
  • ブラシ
  • マイクロファイバークロス
  • マスキングテープ

お掃除手順

  • ゴム手袋とマスクを着用し、十分に換気します。
  • マスキングテープを使って内側と外側の窓枠を養生し、ゴムパッキン部分以外に洗剤が漏れないようにします。この時マスキングテープは2重にすると安心です。
  • アズマジックカビ取り洗剤を吹きかけ、様子をみながら数分~30分ほど放置します。
  • ブラシで優しく擦り、カビを落とします。
  • マスキングテープを外して水を流し、マイクロファイバークロスを使ってしっかり洗剤を拭き取ります。
CH880アズマジックカビ取り洗剤

「アズマジック」はハウスクリーニングの現場で使用している洗剤をベースに、家庭用にアレンジした強力洗剤。
カビへの浸透性を高めるため、粘着性をアップしたジェルタイプのカビ取り剤です。

CH880アズマジックカビ取り洗剤


塩素系漂白剤を使ったカビ取りは前述したように窓サッシや窓枠の素材によっては変色や傷みが生じる場合があります。
安心してカビ取りしてキレイにしたいという方はお掃除のプロに任せるのも選択肢の一つです。

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窓サッシ・窓枠のカビ予防

窓サッシや窓枠のカビは一度できてしまうと落とすのが大変です。
普段からカビ対策を行っておくと良いでしょう。

  • 結露対策を徹底する
    窓の結露対策はこちらで詳しく解説しています。
    今すぐできる対策もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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  • 窓サッシの掃除後にアルコールスプレーで仕上げする
    掃除をした後にカビが生えにくい窓サッシや窓枠部分にアルコールスプレーを吹きかけ、乾いたクロスを拭き上げすると除菌されてカビが生えにくくなります。
  • 防カビスプレーの使用する
    窓枠やサッシに防カビスプレーをあらかじめ使用しておくと、カビの発生を抑えられます。
    一度スプレーすれば効果は約3カ月以上持続するものもありますので、手軽に行えるカビ予防法です。
おすすめ商品|カビが生えにくくなるスプレー

天然植物由来の防カビ成分でカビの増殖を抑制します。 シンク下・押入れ・カーテン・畳・下駄箱・壁紙・ゴミ箱内・サッシなど、カビが生えやすい場所にスプレーするだけで効果を発揮します。 爽やかなシトラスの香りです。

カビが生えにくくなるスプレー

まとめ

  • 窓サッシは乾いた状態で汚れを取り、水で濡らしたブラシで拭くと水だけでキレイになります。
    簡単に窓サッシを掃除するなら窓サッシ専用のお掃除道具の使用もおすすめです。
  • 窓サッシや窓枠のカビ取りはまず食器用洗剤や中性洗剤を使って掃除します。
    それでも落ちない頑固な汚れは素材を傷めないようにマスキングテープで養生し、アズマジックカビ取り洗剤を使って注意しながら落としましょう。
  • カビを予防するには結露対策やアルコール・防カビスプレーを活用し、カビが生えにくい環境を作ることが大切です。

よくある質問

  • マスキングテープを使わずに塩素系漂白剤でカビ取りしても良い?

     

    塩素系漂白剤は、木枠やアルミ製サッシを傷める可能性が高いため、注意が必要です。
    そのため、必ずマスキングテープで養生して掃除するようにしてください。

  • アズマジックカビ取り洗剤以外の塩素系漂白剤は使用しない方が良い?

     

    この記事で紹介している「アズマジックカビ取り洗剤」は黄緑色でスプレーした場所が分かりやすい洗剤です。
    また、ジェルタイプのカビ取り洗剤のため、垂れにくく、マスキングテープで養生した部分から漏れにくいため、推奨しています。
    一方、キッチンハイターやカビキラーのような液体タイプや泡タイプの塩素系漂白剤は、カビが生えていない部分にまで広がってしまう恐れがあります。

    そのため、もし塩素系漂白剤を使用する場合は、粘性の高いジェルタイプのものを選ぶことをおすすめします。