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コンロ周りの油汚れはお掃除がたいへん!

前回は油が持つ性質についてお話をしました。今回はそれらの性質を踏まえた上でどのような対処が有効なのかをお話したいと思います。

対処法!【性質その1】元気に飛び散る

加熱をして調理をする以上、油をおとなしく鍋の中に閉じ込めておくことは困難です。でも、ちょっとした工夫で被害を最小限に食い止めることは可能です。

まず油ハネ対策としては、油ハネガード(アルミ製のコの字型の薄い板)を利用することです。揚げ物をするときはもちろんですが、ちょっとした炒め物でも油ハネガードを必ず使用することをオススメします。

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そして油煙をできる限り広めない方法は換気扇を使用することです。「うちで炒め物をするときにはちゃんと換気扇を使用しているよ」と言われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ここで大切なことは換気扇を回しているタイミングです。調理をする10分ぐらい前から換気扇を回し、調理を終えさらに20分ぐらい回しておくと、対流がしっかりできて効果的に油煙を外に逃がします。調理している間だけでは決して充分とは言えませんので気をつけてください。

対処法!【性質その2】時間の経過と共に変化してゆく

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飛び散った油に時間を与えると、色が付き、固くなり、お掃除がしにくくなるのなら、答えは簡単です。飛び散った油に時間を与えなければ良いのです。調理した後すぐに拭き掃除をすれば、簡単に油を拭き取ることができます。

しかしここで非常に厄介なことがあります。

それは飛び散ったばかりの油は無色透明で拭き取りやすいのに対して、時間が経過した油は茶色く拭き取りにくいという性質です。つまり、飛び散ったばかりの油は拭き取りやすいものの、無色透明のためどこを拭いたらよいのか、視覚的にわかりづらいということです。

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【性質その1】「元気に飛び散る」でご紹介したように、油は私たちが想像している以上に遠くまで飛び散っています。従って、コンロまわりはもちろんのこと、「まさか、こんなところまで飛び散っていないだろう」というぐらいの壁や床まで拭くことをオススメします。万が一、そこに油が飛び散っていない場合でも、ホコリなどの拭き掃除ができますし…。

お掃除に共通することですが、汚れをためずにお掃除すれば、一度の作業は簡単に済ませることができます。


前回「油汚れ第1弾 コンロ周りの油汚れお掃除必勝法」は下記からどうぞ。

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・油汚れ第1弾「コンロ周りの油汚れお掃除必勝法」>>>