墓石にはいろいろな形状があります。
何の汚れなのか…こすっても取れない汚れもあります。

大切な墓石だからこそ、自分でお手入れしたいものです。このお掃除のコツを読んで、墓石のお掃除に挑戦してみてください。きっと効率よくお墓をキレイにすることができますよ。

【STEP1】お掃除する前にお掃除に必要な準備をおこないましょう!

1.バケツに水を汲みます。
2.道具、洗浄剤などを準備します。
3.周りの墓石が汚れないように養生(ようじょう)シートで覆い、養生します。
4.塔婆・仏花などをよけておきます。

icon養生とは?

周囲の汚損を防ぐために布や板などで保護することです。気持ちよくお掃除するためにも、他の方の墓石に対する配慮を忘れないのがポイント。特にコケ取り剤やサビ取り剤など洗浄剤を使用する場合は注意が必要です。準備が不充分だとあわててしまい、順序良くお掃除できません。ケガをすることもあるので準備を怠らないようにしましょう。

おそうじプロ・山田さんのここがコツ!

・お掃除を行う日は天気がいい日をお選びください。
濡れていると汚れが分かりにくく、足元が滑りやすいので危険です。また、洗浄剤が流れてしまい効果が薄れてしまう可能性もあります。

・お掃除で心がけること
あせらない・あわてない・あきらめない、3つの「あ」を心がけましょう。ゆっくり、ケガのないよう行動してください。

【STEP2】水と道具で墓石全体の汚れを落としましょう!

1.墓石全体を掃きます。

PY165墓石用小さなほうき」でホコリを墓石の一番上から順々に下に払います。


・オススメ商品 PY165墓石用小さなほうき

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繊維が細かい黒シダを使ったハンドタイプのほうきです。小回りが利き、ササッと払うことができます。


2.墓石の細部の汚れを落とします。

彫りの部分等の細部は「PY674墓石用溝洗いブラシ」を使うと便利です。溝もしっかり払い落とします。


・オススメ商品 PY674墓石用溝洗いブラシ

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繊維が粗目にできている溝用ブラシです。穂先がV字にカットされているので、スミに入り込みます。

おそうじプロ・山田さんのここがコツ!

ホコリを落としながら墓石の状態を確認し、この後のお掃除のポイントをおさえておきましょう。良く見ると「こんなに汚れていた?」と驚くはずです。

3.墓石全体を水洗いします。

柄杓(ひしゃく)で墓石の頭からたっぷり水を掛け、ゴシゴシ擦ります。墓石が倒れたり破損したりする恐れがありますので、作業の際は力を入れすぎたり、墓石にもたれかかったりしないようご注意ください。墓石の表面がツルツルした鏡面仕上げの場合は「PY655墓石用ゴシゴシスポンジ」をご使用ください。
※鏡面仕上げ…表面が磨き上げられた加工のこと。


・オススメ商品 PY655墓石用ゴシゴシスポンジ

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グリップ付きで握りやすく、力が均等に入ります。細かく短い繊維が傷付けることなく、汚れをかき出します。

凹凸のあるたたき仕上げの場合は「PY727墓石用四角いタワシ」をご使用ください。この時、表面を軽く叩きながらゴシゴシ擦ると、奥に入り込んだ汚れも取ることができます。
※たたき仕上げ…表面に凹凸のある加工。


・オススメ商品 PY727墓石用四角いタワシ

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直方体の形状にしたタワシでスミにもフィットします。握りやすいコンパクトサイズです。

おそうじプロ・山田さんのここがコツ!

時には、「垢こすり」をするように「しっかりこする」必要がある所もありますが、人の体を洗っているようなイメージで洗いましょう。

4.墓誌(名前の部分)や彫の部分などの細かいところの水洗いをします。

表面を「PY660墓石用まる洗いスポンジ」で洗い落とし、細かいところには「PY674墓石用溝洗いブラシ」をご使用ください。


・オススメ商品 PY660墓石用まる洗いスポンジ

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細かく短い繊維をスポンジの表面に貼り付けています。大まかな拭き洗いの時に便利です。

おそうじプロ・山田さんのここがコツ!

墓誌は人の顔にあたるところです。念入りにキレイにすると美しさがより際立ってきます。水と道具で取れる汚れはしっかり取りましょう。この後の洗浄剤がより効果を発揮します。


続き「お墓のお掃除方法 後編」は下記からどうぞ。

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