ホコリは家具や天井、家電製品など場所を選ばずお部屋のいたるところにたまるのでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回はハウスクリーニングのプロが、ハタキを使った効率的なホコリ掃除の方法やホコリをたまりにくくするコツを詳しく紹介します。
これを読めば、いつも清潔でスッキリしたお部屋を保てますのでぜひ参考にしてください。

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  1. ホコリが発生する原因は?
  2. ホコリがたまると危険?
  3. ホコリ取りにはハタキが便利
  4. プロが教えるハタキを使った効率的なホコリ掃除の方法
  5. 場所別おすすめハタキ
  6. ハタキのお手入れ方法
  7. ホコリをたまりにくくするコツ
  8. まとめ
  9. よくある質問

ホコリが発生する原因は?

部屋のホコリのほとんどは衣類やカーペット、カーテンなど布製品からの繊維、本や新聞など紙から出る繊維のくずが原因です。
また、外から持ち込まれる花粉や砂などの汚れもホコリの一部になります。
その他にも人間の皮膚のかけらや髪の毛はもちろん、ペットを飼っているご家庭はペットの毛やフケ、ダニの死骸・フン、カビ、細菌なども目に見えないホコリであり、掃除しなければどんどんたまっていきます。

ホコリがたまると危険?

ホコリがたまることで健康や安全に関するリスクがあることはご存知でしょうか。

アレルギーや喘息のリスク

ホコリの中でも1㎜以下の肉眼では見えにくいサイズは「ハウスダスト」と呼ばれ、吸い込むとアレルギー性鼻炎や喘息などを引き起こすことがあります。

トラッキング現象による火災のリスク

トラッキング現象とは、コンセントと電源プラグの間にたまったホコリや湿気が付着し、次第に電気を通すようになり、最終的に火花が出て火災に繋がる現象のことを言います。
特にホコリが溜まりやすい大型の家具や冷蔵庫の裏などで使用しているコンセントは、一度使い始めると長期間手を付けずにホコリがたまりやすい状態になりやすいので注意が必要です。

ホコリの蓄積によるこれらのリスクを避けるためにも定期的なお掃除が大切です。

ホコリ取りにはハタキが便利

ハタキは、古くから使われてきた便利なお掃除道具の一つです。
昔のハタキは、家具や天井などのホコリを「はたいて」床に落とすという使い方が一般的でしたが、最近では、静電気を利用してホコリを吸着するハタキやマイクロファイバーの繊維の力でホコリを絡め取るハタキもあり、より効率的で手軽なお掃除が可能になっています。

ハタキの種類

ハタキは主に3種類あり、それぞれ特長が異なります。
用途や掃除する場所に合わせて選ぶことで、効率的にホコリを掃除することができます。

布ハタキ

昔ながらの布を使ったハタキは、家具や棚などの広い面積にたまったホコリを効率よく落とすことができます。
布が柔らかく、家具を傷つける心配が少ないため、木製の家具などに適しています。

羽ハタキ

羽を使ったハタキは、軽量で柔らかいため、デリケートな家具や小物のホコリを優しく落とすのに適しています。
また、長細い形状に羽を並べた毛ハタキは車についたホコリを払うのにも使われます。
羽に付いたホコリを外で振り落とすことはできますが、洗うことが出来ない商品が多いのがデメリットです。

化学繊維のハタキ

化学繊維のハタキには、静電気でホコリを吸着するもの、マイクロファイバーの繊維の力でホコリを絡めとるものなどがあります。
静電気でホコリを吸着するハタキは、布や羽のハタキとは異なり、ホコリをはたき落とすわけではないため、特に細かいホコリや静電気が起こりやすい電子機器周りなどに適しています。
マイクロファイバーのハタキは繊維の力でホコリを絡め取るので、ホコリが舞いにくいのが特長です。
これらの化学繊維のハタキは汚れたら洗って繰り返し使え、経済的です。

プロが教えるハタキを使った効率的なホコリ掃除の方法

今回は3種類の中でも効果的にお掃除することができる化学繊維製のハタキを使ったホコリ掃除の方法を紹介します。

お掃除をするベストなタイミングは?

ホコリ掃除を効果的に行うためには、タイミングを意識することも大切です。
ぜひ最適なタイミングでお掃除してみましょう。

朝や帰宅後すぐの時間

ホコリは空気中に舞い上がると、再び床や家具に積もるまで時間がかかります。
そのため、人の動きが少ない時間帯の朝や帰宅後すぐなど、部屋を使い始める前に掃除するのがベストです。

雨の日

雨の日は湿度が高く、ホコリが空気中に舞いにくくなります。
また、ホコリ掃除以外も窓や網戸についた汚れが落ちやすいため、雨の日のこそ実はお掃除に適したタイミングと言えます。

お掃除の基本は「上から下」

ホコリ掃除は上から下に向かってキレイにするのが基本です。
そのため、ハタキを使って天井や照明器具など高いところからホコリを取り、最後に床の掃除を行います。

正しいお掃除手順

  • 柄の長い化学繊維製のハタキを使って天井、照明器具、背の高い家具や家電製品の上にたまったホコリを取ります。
    棚の上などホコリがたまりやすい場所もハンディタイプのハタキを使うと簡単にホコリを取ることができます。
  • 油を含んだホコリは時間が経つと硬くなり、ハタキでは十分に取ることができないため、その場合は場所別にお掃除道具を使い分けましょう。
    まず、壁や天井など高いところはフローリングワイパーにウェットシートを付けて拭きます。
  • キッチン周りなど頑固な油汚れがこびりついているホコリは、セスキ水(500mLの水に小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダ)をスプレーして拭き上げるとしっかり汚れが取れます。
  • 床に落ちたホコリを掃除機で吸い取ります。
    掃除機をかけた後は2か所以上窓を開けて換気することで残ったホコリを外に出しましょう。


SQA60セスキウェットシート

セスキとマイクロファイバーを使用したシートで汚れを手軽に落とすことができます。
セスキ水よりもお手軽なアイテムです。

SQA60セスキウェットシート

場所別おすすめハタキ

お掃除する場所によって適したハタキを使うことで効率よくお掃除することができます。
今回は場所別におすすめアイテムを紹介します。

吹き抜け|シーリングファン・高所モップセット

シーリングファンや天井などの高い場所のお掃除に困っている方に人気のアイテムです。
マイクロファイバーでホコリを絡め取るようにお掃除できます。

シーリングファン・高所モップセット

照明器具やエアコンの上|エレキャッチスター自在GTAG464

エアコンの上部や照明器具のカサなど、手の届かない場所のお掃除に最適です。
静電気で汚れを吸着してお掃除できます。

エレキャッチスター自在GTAG464

家電や棚・机上|sm@rt693家具・家電ホコリ取り

家電や棚、机周りなどのホコリにはハンディタイプのハタキが便利です。
静電気で汚れを吸着してお掃除できます。

sm@rt693家具・家電ホコリ取り


最近では、地震対策として冷蔵庫や大型家具にストッパーを取り付けている家庭も増えてますが、家具や家電を動かせず、隙間にたまったホコリを掃除するのが難しいという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ハタキではありませんが、狭い場所でもしっかり掃除できるおすすめのアイテムも紹介します。

家電・家具のすき間|sm@rt747すき間ホコリ取り

せまいスキマ(約1.5cm)にも入り込む薄型のホコリ取りです。
市販のフローリング用使い捨てシートが装着できます。

sm@rt747すき間ホコリ取り

ハタキのお手入れ方法

化学繊維製ハタキのお手入れ方法は家庭用中性洗剤を使って洗い、しっかり乾かしましょう。
布ハタキについても同じ方法でお手入れ可能です。

ホコリをたまりにくくするコツ


定期的に換気する

部屋にホコリをためないためには換気がとても大切です。
冷暖房をつけていたり、外出時間が長く換気を行わないと室内にどんどんホコリがたまっていきます。
部屋に風を通すことでホコリも室外へと流れていきますので、定期的に換気しましょう。
花粉症でなるべく換気を避けたい方は空気清浄機を取り入れるのも対策の一つです。

掃除しやすい環境を作る

ホコリはものに吸着する性質があるため、なるべくものを出しっぱなしにしないこと、家具を配置する際は掃除機が入るスペースを作って置くようにすることを意識すると普段から掃除のしやすい環境になり、ホコリがたまるのを予防することができます。
また、部屋のホコリのほとんどは布製品から発生するため、布製品の家具や衣類を減らすことで発生するホコリを少なくするのもたまりにくくするコツです。

外からのホコリや花粉をなるべく持ち込まない

外からのホコリをなるべく持ち込まないためには、玄関先で衣類についたホコリや花粉を粘着ローラーを使って取ることをおすすめします。

おすすめ商品|sm@rt372粘着ローラーミニケース付

玄関ドアにマグネット収納できるので、帰宅時にサッとホコリを取る習慣をつけることができます。

sm@rt372粘着ローラーミニケース付

まとめ

ホコリを放置すると、アレルギーや火災リスクを伴うトラッキング現象を引き起こす可能性があります。
ホコリを完全に取り除くことはできませんが、定期的な掃除やちょっとしたコツでホコリのたまりにくい清潔な空間を保つことができます。
ぜひ、日常生活に取り入れて、快適な環境にしてみてください。

よくある質問

  • 化学繊維のハタキでは、「静電気でホコリを吸着するタイプ」と「マイクロファイバー繊維でホコリを絡め取るタイプ」のどちらがおすすめですか?

     

    静電気でホコリを吸着するハタキは、お手入れが簡単で便利です。
    一方でマイクロファイバーのハタキは繊維の力でホコリを絡め取るため、より効果的にホコリを取ることができます。
    お手入れのしやすさを重視するなら静電気タイプ、ホコリ取りの確実さを求めるならマイクロファイバータイプをおすすめします。用途やお好みに応じてお選びください。