家の中で見かける小さな虫「チョウバエ」。
キッチンやお風呂の排水口に発生するイメージがあるかもしれませんが、実は「玄関まわり」や「外壁」でも発生源が潜んでいることはご存知ですか?
「玄関で1匹見かけたと思ったら、気づけば家の中でも飛んでいた…」
そんなケースも少なくありません。
チョウバエは水気や汚れのある場所ならどこでも繁殖できるため、見過ごすと短期間で一気に増えてしまうことも。
本記事では、見つけた時の駆除方法や根本的な対策、予防まで網羅的に解説します。

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この記事でわかること
- 玄関や外壁にチョウバエが発生するのはなぜ?
- 玄関や外壁まわりの排水桝や側溝など、湿気や汚れがたまる場所がチョウバエの発生源になります。
チョウバエは短期間で大量に繁殖するため、見つけたらすぐに成虫の駆除と発生源の掃除、予防が必要です。 - 根本的な対策はある?
- チョウバエの発生を防ぐには、玄関まわりや外壁の排水桝、側溝のぬめりや汚れをこまめに掃除することが大切です。
室内でも浴室・キッチン・洗面所の排水口は、週1回を目安にブラシでぬめりを落とし、月1回程度はパイプ洗浄剤で排水パイプ内の汚れをリセットしましょう。
ポイントは「発生源を作らない」「チョウバエを寄せ付けない」こと。
定期的な掃除に加え、隙間対策や予防用の殺虫スプレーを併用するのがおすすめです。
チョウバエとは?見た目と種類
チョウバエは、体長2〜5mmほどの小さなハエで、ふわふわとした毛に覆われた羽(逆ハート形にも見える)を持つのが特徴です。
その見た目から「蛾(チョウ)のようなハエ」という意味で「チョウバエ」と呼ばれています。
チョウバエにはいくつか種類がありますが、家庭でよく見られるのは以下の2種類です。
- ホシチョウバエ
黒っぽい体に小さな斑点模様がある。
浴室・キッチン・排水口などの室内の水まわりで見かけることが多い。 - オオチョウバエ
やや大型で茶色っぽい体。
屋外の排水桝や側溝、外壁まわりに発生しやすい。

知らずに見逃しがち!チョウバエが増える原因とは
チョウバエは放置すると、短期間で爆発的に増えてしまう厄介な害虫です。
特に気温20〜30℃の温暖な時期に活発になり、年間を通して発生しますが、5月〜10月の春から秋にかけては繁殖がピークを迎えます。
チョウバエの成長サイクルはとても速く、以下のように進みます。
・卵 → 約2日で幼虫に
・幼虫 → 約14日でさなぎに
・さなぎ → 約1〜2日で成虫に
・成虫 → 約4~14日(その間に産卵)
引用元: 大日本除虫菊株式会社(チョウバエ 生態と種類を知る)
つまり、1回の産卵からわずか3〜4週間で次世代の成虫が誕生し、短期間で大量発生する恐れがあります。
さらに、チョウバエは一度に200個以上の卵を産むため、放置するとすぐに被害が拡大してしまいます。
このため、早めの対策と日頃の予防が何より重要です。

【まずやる】チョウバエを見つけた時の駆除方法
チョウバエを1匹でも見かけたら、すでに近くに発生源がある可能性があります。
繁殖スピードが非常に早いため、放置せずにすぐ対処することが大切です。
以下では、屋外(玄関や外壁まわり)や室内(浴室・洗面所・トイレ・キッチンなど)のどちらで見つけた場合でも使える、基本の駆除方法をご紹介します。
まずは捕獲グッズや殺虫剤で駆除
チョウバエをそのまま見逃してしまうと卵を産み、あっという間に増殖する可能性もあります。
そのため、目視で見つけたらまずは成虫の捕獲を優先しましょう。
【方法1】捕獲グッズを使う
- 室内用の粘着シートで捕獲する
ただし、チョウバエは飛行能力が低いため、なるべく水まわりや照明の近くの低い位置に設置しましょう。 - 捕虫ライトで捕獲する
チョウバエも光に集まる習性があるので、捕虫ライトを使う方法もあります。
これらは数日設置しておくことで、「どこで発生しているかの目安」にもなります。
【方法2】殺虫剤で駆除する
チョウバエ用の殺虫スプレーで駆除する方法もあります。
ただし、殺虫スプレーの中には、一部のペットや観賞魚に毒性のある成分が含まれているものもあります。
ペットや小さなお子さまがいるご家庭では捕獲グッズを使うか、殺虫スプレーの使用上の注意事項を確認し、気を付けて使用するようにしましょう。
重要!成虫駆除のあとは「発生源」の掃除
チョウバエは成虫だけを退治しても、排水口や側溝にいる幼虫や卵が残っていれば再発します。
見かけたその日に成虫を駆除し、次はすぐに発生源の掃除と予防対策に進みましょう。
自分でできる!掃除での根本的な対策
チョウバエが好むのは、汚れた水分や有機物が溜まった場所。
浴室やキッチンなどの水回りはもちろん、屋外の排水桝や玄関まわり、外壁の目地なども見落としがちな発生源です。
ここでは、屋外・室内の場所別に、チョウバエの発生源と掃除方法について解説します。

【屋外編】玄関・外壁まわり
玄関・外壁まわりの発生源
- 排水桝の内部
- 側溝の泥水や落ち葉
- 玄関タイルの目地や外壁のくぼみ
- エアコンのドレンホース付近
排水桝(汚水桝)の対策

- 高圧洗浄機を使ってぬめりなどの汚れを除去
- 高圧洗浄ができない場合は、ブラシと食器用の中性洗剤を使ってこすり洗い
理想的な掃除の頻度は半年に1回です。
側溝の対策
- ほうきやシャベルで泥や落ち葉を取り除き、60℃以上の熱湯をかける
60℃以上で成虫も幼虫を絶命するため、何回は熱湯を繰り返しかけ、発生源を経ちましょう。
特性の異なる2種類の穂をブレンド。砂ボコリから大きなゴミまで、サッと一度で掃き出せます。太さの違う2種類の穂は、水に強く、耐久性抜群です。玄関・駐車場・排水溝や庭先のお掃除におすすめです。
外壁・玄関まわりの対策

- 月1回、玄関用のブラシを使って外壁や玄関たたきを掃除して汚れをリセット
玄関タイルやベランダを力を入れてゴシゴシブラッシングできます。ダブル繊維の効果で洗剤を使わず水に濡らしてこするだけで汚れをしっかりかき出します。また、柄とヘッドの角度が固定されていないので、清掃面にヘッドがフィットします。
玄関掃除の方法はこちらで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
あエアコンのドレンホース付近の対策

エアコンのドレンホースは、結露水を外に排出するためのものですが、ホースの先端に水や汚れが溜まるとチョウバエの発生源になることがあります。
- ドレンホースの先端のゴミや泥を取り除く
割り箸などでかき出して取ると良いでしょう。
※必要に応じて使用上の注意点に気を付けて出口付近にチョウバエ用のスプレーを軽くスプレーしてみる。
【室内編】浴室・洗面所・キッチン・トイレなど
浴室

- 発生源
排水口のぬめり・石けんカス・皮脂汚れ・エプロン内部の湿気と汚れ - 対策1
①排水口まわりやエプロン内部のぬめりやカビ汚れは週1回、
アズマジックカビ取り洗剤を排水口にスプレー → 5分放置後、ブラシでこすり洗い - 対策2
②月1回、排水パイプ内のぬめりやつまりはアズマジック排水パイプ洗浄剤と水で汚れをリセット
「アズマジック」はハウスクリーニングの現場で使用している洗剤をベースに、家庭用にアレンジした強力洗剤。
カビへの浸透性を高めるため、粘着性をアップしたジェルタイプのカビ取り剤です。

ハウスクリーニングのプロが推奨している洗剤シリーズ「アズマジック」。 プロが使用する洗剤を家庭でも使えるように改良しました。排水パイプ洗浄剤は強力な洗浄力で汚れを分解し、キッチン、浴室などの排水パイプのつまりやニオイを解消します。分包で使いやすい洗剤です。
洗面所

- 発生源
排水口・排水管内のヘドロ、オーバーフロー穴のぬめり - 対策1
週1回、排水口まわりやオーバーフロー穴のぬめりは浴室用中性洗剤とブラシはスプレーしてブラシでこすり洗い - 対策2
月1回、排水パイプ内のぬめりはアズマジック排水パイプ洗浄剤と水で汚れをリセット
キッチン

- 発生源
キッチンシンクの排水口、ゴミ受け、排水トラップの汚れや水気 - 対策1
週1回、食器用洗剤を薄めた40~50℃のお湯をシンクにため、一気に流す - 対策2
月1回、排水トラップや排水パイプ内のぬめりやつまりはアズマジック排水パイプ洗浄剤と水で汚れをリセット
キッチンシンク下の排水トラップはいくつか種類があり、効果的な掃除方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
トイレ

- 発生源
トイレタンク内の汚れ、手洗い器の排水口 - 対策
トイレのタンクのフタが取り外しできる場合は、タンク内とフタをトイレ用の中性洗剤とブラシでぬめりを除去
チョウバエを寄せつけない!4つの予防ポイント
チョウバエを寄せつけないためには、「発生源をつくらない」「近寄らせない」ことが対策が大切です。
- 室内の水まわりを定期的に掃除(簡易掃除は週1回、月1回は排水管内の汚れをリセット)
- 玄関や外壁まわりも定期的に掃除
- 隙間テープや網戸補修テープで網戸やドアの隙間対策
- 予防としても使用できる殺虫スプレーを排水口まわりや窓・玄関に使用
まとめ
チョウバエは排水まわりや湿った場所に発生しやすく、玄関や外壁も例外ではありません。
チョウバエは短期間で繁殖できる害虫なので、見つけたらすぐに駆除し、発生源を掃除して再発を防ぐことが重要です。
玄関での発生が家の中への侵入につながることもあるため、屋外と屋内、両方からの対策と予防が欠かせません。
月1回の掃除と侵入させない予防策で、チョウバエのいない快適な住まいをキープしましょう。
よくある質問
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チョウバエとユスリカの違いは?
チョウバエは小さなハート型の羽を持ち、湿った場所に生息します。
ユスリカは細長い体型で、口が退化しており咬んだりはしません。
見た目が蚊に似ていて、夜の外灯に群がるのはユスリカであることが多いです。
見た目は似ていますが、生息場所と生活習性が異なります。
また、ユスリカは屋内にはあまり入ってきませんが、チョウバエは玄関などを通じて室内に侵入することがあるため、注意が必要です。
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「めんつゆトラップ」はチョウバエにも効く?
残念ながら効きません。
「めんつゆトラップ」は、果物やアルコールの香りに引き寄せられるショウジョウバエに有効な方法です。
一方、チョウバエは腐った水や排水まわりを好む習性があり、めんつゆの香りには反応しません。
そのため、チョウバエを退治したい場合は、発生源の掃除や専用スプレー・捕虫グッズの使用など、別の方法で駆除するのが効果的です。
