家の中でゴキブリを見かけたら、誰でもゾッとしますよね。
実はゴキブリには鋭い嗅覚があり、食べ物のにおいを察知して、玄関や換気扇、排水溝などのわずかな隙間からでも侵入してきます。
また、ゴキブリは記憶力が高く、餌の場所を覚えたり危険を避けることもできるため、対策を怠ると何度も侵入される可能性があります。
この記事では、玄関を中心としたすべての侵入経路の対策や見つけてしまった時の駆除方法までを詳しく解説します。
ゴキブリを侵入させず、快適な暮らしを守るために、今すぐできる対策を確認しておきましょう。

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ゴキブリの侵入経路は?
ゴキブリは、わずか1〜3mmの隙間からでも侵入できる厄介な害虫です。
成虫よりもさらに小さい幼虫は、なんと0.5mmの隙間から入り込むこともあります。
玄関、ベランダ、キッチン、浴室や洗面所など、家のあらゆる場所に侵入経路が存在します。
想像以上に隙間は多く、放置すればどこからでも入り込んでくるため、それぞれの場所ごとにしっかりと対策をすることが大切です。
【玄関】ゴキブリの侵入原因と対策、予防ポイント
主な侵入原因
ゴキブリが玄関から侵入する原因で最も多いのは、ドアの開閉時です。
ゴキブリは光に集まる習性があるため、特に夜間は照明の明かりにより、開いた隙を狙って家の中に入り込むケースが多く見られます。
また、意外と盲点になるのが、外から持ち込むものにくっついて侵入するケースです。
宅配便のダンボールや一時的に玄関先に出しておいた観葉植物を玄関先に入れてそこに潜んでいることもあります。

- ドアと床の隙間
- 郵便受け・新聞受けの隙間
- ドアとドア枠の間(経年劣化によるゆるみ)
こうしたわずかな隙間でも、ゴキブリは器用に入り込んでくるため、隙間対策が重要です。
効果的な対策
物理的な対策
- ドア下部や枠に隙間テープやドアスイープをつける
- 新聞受けや郵便受けを使用しなければテープでドアポストを塞ぐ
- ダンボールは玄関先で開封し、室内には持ち込まない
その際、不要なダンボールはすぐに処分し、玄関や室内に放置しないようにしましょう。 - 屋外に置いていた観葉植物は、鉢底や葉の裏をチェックしてから入れる
必要に応じて植木鉢まわりにゴキブリ忌避スプレーを軽くひと吹きするのも効果的です。
夜間の照明対策
- 玄関の外灯をLEDに変更
- センサーライトを活用し、常時点灯を避ける
薬剤による対策
- 玄関周辺にゴキブリ忌避スプレーを散布する
- ホウ酸団子や毒餌を目立たない場所に設置する
- ゴキブリ対策用の置き型アイテム(トラップなど)を使う
ただし、薬剤を使用する際は安全面に注意が必要です。
市販の多くの製品には化学合成された殺虫・防虫成分が含まれており、ペットや小さなお子様がいるご家庭ではリスクとなる可能性があります。
そのため、ハッカ油やハーブ(ミント、ユーカリなど)を使った忌避スプレーや置き型タイプなど天然由来の忌避成分を使用した製品の利用も検討しましょう。
しかし、ここでも注意点があります。
猫など一部の動物は、ハーブ成分(特にアロマオイル)によって中毒を起こすことがあるため、こうしたご家庭では、薬剤以外の物理的な侵入対策や掃除による予防やゴキブリほいほいなどの薬剤を使わないアイテムを中心に対策を行うと安心です。

玄関の予防ポイント
- 玄関の床は週1回は掃き掃除し、月1回は玄関たたきの掃除をする
- 靴箱の中も月1回清掃し、汚れや湿気をためないようにする
- 濡れた靴や傘は、しっかり乾かしてから収納する
- 除湿剤を靴箱に設置したり、換気する
玄関や靴箱は湿気がこもりやすく、靴裏の汚れなどが原因でゴキブリの温床になりやすい場所なので、定期的な掃除や換気を習慣化しましょう。
玄関タイルや下駄箱など玄関全体を効率よく掃除したいという方はこちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
【ベランダ・窓】ゴキブリの侵入原因と対策、予防ポイント
主な侵入原因
網戸や窓の開けっ放し、あるいは劣化による隙間から簡単に侵入してきます。
さらに、エアコン配管用のスリーブ穴や、室外機側のドレンホースなど、意外と見落とされがちな場所からも侵入することがあります。

効果的な対策
- 網戸や窓の開けっ放しにしない
- 窓枠や網戸の破れ・劣化を補修する
窓枠は隙間テープ、網戸破れは網戸補修テープを使いましょう。 - エアコンの配管用のスリーブ穴に隙間があれば、隙間パテで隙間を埋める
隙間パテは今後、メンテナンスや修理することを考慮して固まらないものを選ぶようにしましょう。 - 室外機のドレンホースの開口部を塞ぐ
市販のドレンキャップ、またはストッキングや水切りネットと輪ゴムを使うと侵入をブロックすることができます。
ただし、ドレンホースはエアコン内で発生した水を屋外に排水する役割を担っているため、ドレンキャップやネットが目詰まりしていると水がうまく排出されず、逆流や漏れの原因になることがあります。定期的に確認し、詰まりがないようにしましょう。 - 夜間は遮光カーテンを使って室内の光漏れを防ぐ
照明に引き寄せられたゴキブリがベランダや窓周辺に集まるのを抑える効果があります。 - ベランダ周辺にゴキブリ忌避スプレーを軽くひと吹きする

※薬剤の詳しい使い方や、ペット・小さなお子様がいるご家庭での注意点については、「【玄関】の対策編」で詳しく解説しています。
ベランダ・窓の予防ポイント
月1回はベランダにたまった落ち葉やゴミを取り除き、排水溝の掃除をする
【キッチン】ゴキブリの侵入原因と対策
主な侵入原因
キッチンは、ゴキブリの侵入経路が多い場所のひとつです。
特に多いのが換気扇からの侵入。
換気扇は外とつながっているため、カバーの隙間や劣化部分から入り込まれるケースです。
また、食べ物や油の匂いに引き寄せられ、シンク下の配管まわり、ガス管の隙間も侵入してきます。
そのほかにもキッチンシンクだけでなく、洗面所、浴室などの排水口から侵入する場合があります。
排水口には「排水トラップ」と呼ばれる構造があり、水をためることで下水からの悪臭や害虫の侵入を防いでいます。
しかし、長期間使わずに排水トラップの水が蒸発すると、水切れを起こしてゴキブリが侵入しやすくなってしまいます。
また、排水管と床のあいだに隙間がある場合も注意が必要で、そこが侵入口になることもあります。

効果的な対策方法
- 配管周りの隙間を隙間パテで埋める
- 長期間不在にする前後は、水を流して排水トラップの水切れを防ぐ
- シンク下などゴキブリが潜みやすい場所に防虫シートやゴキブリよけを設置する
- 生ゴミや食べ残しはすぐに処理する
生ゴミは密閉容器に保管し、できるだけ早めに処理しましょう。
また、食品や汚れた食器を放置すると、ゴキブリの餌となり、周囲に病原菌をまき散らす原因にもなります。
食中毒のリスクを防ぐためにも、不要なものはすぐに片づけることが大切です。
キッチンの予防ポイント
- 食器や調理器具はその日のうちに洗う
- 食べかす・水滴はすぐ拭き取る
- 生ゴミは密閉容器に保管し、早めに処理
生ゴミは密閉容器に保管し、臭いや水分を閉じ込めてゴキブリを寄せつけないようにしましょう。また、早めの処理も大切です。 - 排水口のぬめり・つまりは月1回、パイプ洗浄剤を使ってリセットする
- 換気扇のフィルターは月1回掃除し、3~4か月に1回はつけ置き洗いして油汚れをリセットする
ハウスクリーニングのプロが推奨している洗剤シリーズ「アズマジック」。 プロが使用する洗剤を家庭でも使えるように改良しました。排水パイプ洗浄剤は強力な洗浄力で汚れを分解し、キッチン、浴室などの排水パイプのつまりやニオイを解消します。分包で使いやすい洗剤です。
アルミ素材でも安心して使用できるよう専用に処方したアルカリ洗剤です。
つけ置き時間は2時間ほどと少し長めですが、樹脂製品、金属類、シンク(ステンレス)にも使用できます。
【浴室・洗面所】ゴキブリの侵入原因と対策
主な侵入原因
浴室や洗面所も湿度が高く、ゴキブリが好む環境です。
特に排水口や配管の隙間から侵入するケースが多く、換気不足や水たまりがあるとゴキブリが定着しやすくなります。
夜間に水を求めて集まることもあり、見落とされがちな侵入経路のひとつです。

効果的な対策
- 配管周りの隙間を隙間パテで埋める
- 長期間不在にする前後は、水を流して排水トラップの水切れを防ぐ
- 洗面台下や収納スペースには防虫シートやゴキブリよけアイテムを設置する
- 入浴後は換気扇を回し、湿気を残さないようにする
浴室・洗面所の予防ポイント
- 排水口の髪の毛・ぬめりは週1で除去する
- 浴室・洗面所・洗濯機の排水口は月1回排水パイプ洗浄剤を使ってぬめり・つまりをリセットする
その他見落としがちな侵入ポイントと対策
ゴキブリは通気口(換気口・給気口)からも侵入することがあります。
これらは換気のために設けられた空気の出入り口ですが、古い住宅や網の劣化・破れがあると隙間ができ、ゴキブリの侵入経路となります。
市販の防虫フィルターや隙間パテで侵入を防ぎましょう。
ゴキブリを寄せつけないためには、定期的な掃除と侵入経路の防止が大切です。
特にゴキブリが発生しやすい場所に絞って、予防対策を日常生活に取り入れましょう。
ゴキブリの種類と好む場所
主に家庭で見かけるゴキブリは「クロゴキブリ」、「チャバネゴキブリ」、「ワモンゴキブリ」の3種類です。

クロゴキブリ
- 見た目:光沢があり、黒っぽい。成虫の体長は約30~40mm。
- 好む場所:湿気が多いキッチンや浴室、排水口周辺
- 特徴:夜行性で暗く湿った場所に潜みやすい
チャバネゴキブリ
- 見た目:茶色がかった小型。成虫の体長は約10~15mm。
- 好む場所:暖かく乾燥した場所、冷蔵庫の裏など
- 特徴:飛行能力はないが、薬剤に耐性がある個体が生き残り、繁殖力が強い
ワモンゴキブリ
- 見た目:大きくて胸部に白い環状の模様。成虫の体長は約30~40mm。
- 好む場所:都市部の下水道や湿度の高いキッチン・浴室など
- 特徴:飛行能力が高い
効果的なゴキブリ駆除方法
| 分類 | 方法 | 画像 | メリット | デメリット | 手軽さ |
|---|---|---|---|---|---|
| 即効性の高い駆除 | スプレー式殺虫剤 | ![]() |
即効性がありその場で駆除できる 隠れ場所への予防にも使える |
換気が必要で使用場所が限られる 直接噴射できないと効果が薄い |
★★★★★ |
| 粘着トラップ | ![]() |
簡単に設置でき捕獲できる 侵入経路の推測に役立つ |
捕獲に時間がかかる場合がある 定期的な交換・設置場所管理が必要 |
★★★★ | |
| 根本的な駆除 | 毒餌(ベイト剤) | ![]() |
巣や仲間ごと駆除できる 設置後は放置可能で手間が少ない |
効果が出るまでに2~3週間かかることも ペットや子供の誤飲注意 |
★★★★ |
| くん煙剤・くん蒸剤 | ![]() |
隠れた巣も駆除可能 即効性あり短時間で広範囲駆除できる |
家具・食器の養生など準備が必要 使用後しばらく部屋を使えない ペット・子供がいると注意が必要 |
★★ | |
| 専門業者への依頼 | ![]() |
市販品では難しいレベルでも対応可能 再発防止策も含む |
費用がかかる 作業日程の調整など事前準備が必要 |
★★ |
発見時にすぐ使える!即効性の高い対処法
ゴキジェットプロなどゴキブリを発見した際に即座に対処できるスプレー式殺虫剤やゴキブリほいほいなどの粘着トラップで侵入ルートを特定し、駆除する方法があります。
スプレー式殺虫剤(例:ゴキジェットプロなど)
メリット
- ゴキブリを見つけた瞬間に駆除できる
- 隠れ場所に吹きかけることで予防にも使える
デメリット
- 換気が必要で、使用場所が限られる
- 直接噴射できないと効果が薄い
粘着トラップ(例:ゴキブリほいほいなど)
メリット
- ゴキブリの通り道に置くだけで簡単に捕獲できる
- 捕獲状況から侵入経路を推測できる
デメリット
- 捕まえるまで時間がかかる場合もある
- 定期的な交換や設置場所の管理が必要になる
巣ごと撃退!根本的な駆除対策
【手軽】毒餌(ベイト剤)(例:ブラックキャップやコンバットなど)
メリット
- 巣に持ち帰らせることで、巣や仲間ごと駆除できる
- 設置後は放置できるため手間が少ない
デメリット
- 効果が出るまで2〜3週間かかることもある
- ペットや赤ちゃんのいるご家庭では誤飲防止のため設置場所に配慮が必要
くん煙剤・くん蒸剤
メリット
- 家全体に成分が行き渡り、隠れた巣ごと駆除できる
- 手が届かない場所にも効果がある
- 即効性があり、短時間で広範囲に駆除が可能
デメリット
- 使用時に家具や家電・食器などの養生、火災報知器のカバーなど準備が必要
- 煙やガスの影響でしばらく部屋を使用できない
- ペットや子どもがいる家庭では使用に注意が必要
専門業者への依頼
メリット
- 再発防止も含めた総合的な対策が可能になる
- 市販品では対処できないレベルでも対応してもらえる
デメリット
- 費用がかかる
- 事前の打ち合わせや作業日の確保が必要になる
ゴキブリによる被害が深刻な場合は「くん煙剤やくん蒸剤」、ペットやお子さまがいて薬剤の使用に不安が合ったり、アレルギー体質の方は専門業者に依頼すると安心です。
【チェックリスト】定期点検の実施
定期的な掃除と併せて月に1回は家の内外をチェックし、ゴキブリの侵入経路になりそうな隙間がないか確認し、発見した隙間はすぐにパテやテープで補修しましょう。
また、予防アイテムも見直しすると侵入のリスクを下げられます。
【玄関】
- 玄関ドアと床の隙間が空いていないか
- ドア枠との間にゆるみや隙間がないか(経年劣化)
- 郵便受け・新聞受けの隙間がふさがれているか
【ベランダ・窓】
- 網戸が破れていないか
- 窓枠に隙間がないか(劣化・ゆるみ)
- エアコン配管用のスリーブ穴に隙間がないか
- 室外機のドレンホースが開口したままになっていないか
【キッチン】
- 換気扇のフィルターが破損・劣化していないか
- シンク下・ガス管まわりに隙間がないか
【浴室・洗面所】
- 洗面所の排水口まわりの隙間がないか
【その他】
- 通気口・給気口の網が破れていないか
まとめ
ゴキブリの侵入を防ぐには、玄関をはじめとする各侵入経路の特徴を理解し、場所別の適切な対策を実施することが重要です。
特に以下のポイントを押さえましょう。
効果的な対策
- 侵入経路を遮断: 3mm以上の隙間は隙間パテや補修テープ、室外機のドレンホースはドレンキャップで封鎖
- 予防的駆除: 発生前の対策グッズ設置
- 玄関やキッチン、浴室・洗面所など定期的な掃除
- 定期点検: 月1回の侵入経路チェック
継続的な対策により、ゴキブリのいない快適な住環境を維持することができます。
被害が深刻な場合は、専門業者への相談を検討しましょう。
よくある質問
-
ハッカ油でゴキブリの忌避スプレーを手作りしたい。
ハッカ油と無水エタノールで忌避スプレーを作ることができます。
1.スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れる
2.ハッカ油を5〜10滴加える(初めて使う場合は5滴から)
3.よく混ぜてから精製水を90ml加える
※精製水ではなく、水道水でも代用は可能ですが、なるべく作る量を少量にし、なるべく早く使い切りましょう。
4.ふたを閉めて、よく振る
※ハッカ油にはポリスチレンを溶かし、容器が変形や亀裂により、液漏れするリスクがあります。スプレーボトルはポリスチレン製(PS)以外のものを使いましょう。
ゴキブリが侵入しやすい場所に週1~2回、スプレーすると良いでしょう。
-
夜にゴキブリが出やすいのはなぜ?
ゴキブリは夜行性のためです。
また、ゴキブリは光に集まる習性があるため、夜間に玄関の照明を控えめにすると侵入リスクが下がります。





