家に帰ってきた瞬間、ふと漂う嫌な臭いが気になった経験はありませんか?
玄関は家の「顔」ともいえる場所。
自分だけでなく、お客さまにも第一印象を与える空間です。
玄関は、靴の湿気やカビ、家の臭いなど、さまざまな原因で臭いやすい場所です。
そこで今回は、玄関の嫌な臭いの原因と対策、重曹やコーヒーかすなど、身近にあるものを使った簡単な消臭法をご紹介します。

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玄関の臭いの原因は?
玄関の嫌な臭いの原因はさまざまです。
ここでは、代表的な臭いの原因について解説します。
靴に含まれる汗や雑菌
人の足裏には、体温調節のため、汗を出すエクリン汗腺が集中しており、足裏は汗をかきやすい部位です。
そのため、履いたあとの靴は湿気を多く含み、雑菌が繁殖しやすい状態になります。
特に合成皮革や密閉性の高い靴は、ニオイがこもりやすいです。
家の臭い
キッチンの調理臭やトイレの便臭、排水管の下水臭など、家の中で発生した臭いが漂って玄関の臭いの原因となることも多いです。
湿気やカビ
玄関は外気に近いため湿度が高くなりやすく、カビが生えやすい場所です。
カビの臭いは不快感を与えやすい臭いのひとつです。
ペットの毛やトイレの臭い
ペットを飼っている家庭では、ペットの体臭や排泄物の臭いが玄関に広がってしまうこともあります。
消臭剤と芳香剤の違い
消臭剤と芳香剤はどちらも「におい」に関わる製品ですが、その目的と仕組みが異なります。
消臭剤の目的:嫌な臭いを取り除く
おもな仕組み:
- 化学反応によって臭いを中和させる(酸性の汗臭をアルカリ性の成分で中和して消す)
- 炭で吸着して臭いを消す
- 酵素や微生物で臭いの素を分解する
芳香剤の目的:良い香りを空間に充満させる
おもな仕組み:
- 香料を配合したジェルやビーズなどで空気中に香料を拡散させる
消臭剤と芳香剤はどちらもドラッグストアやスーパーなどで購入できます。
最近は、消臭剤と芳香剤を兼ね備えた商品もあります。
身近にあるものでできる玄関の消臭法
特別な素材や市販の消臭剤を使わなくても、身近にあるものを活用することで安全かつ効果的に玄関の消臭が可能です。

重曹を使った消臭法
お掃除などで使われる重曹。
重曹はそのまま置くだけで消臭・除湿両方の効果がある万能素材です。
玄関の代表的な臭いの原因である、靴の汗臭は酸性の性質を持っている臭いなので、アルカリ性の性質をもつ重曹を使うと臭いを中和してくれます。
使い方
- 小皿に重曹を入れ、靴箱や玄関の隅に置くだけで消臭・除湿効果があります。
- 靴の中に少量の重曹を入れて一晩置くことで、靴のニオイをリフレッシュできます。
- 大体1ヶ月に1回交換すると効果が持続できます。

コーヒーかすを使った消臭法
飲み終わったあとのコーヒーかすにも高い消臭力があります。
コーヒーにはハチの巣状の穴があり、消臭だけでなく、湿気を吸収する効果もあります。
使い方
- コーヒーかすはよく乾かし、容器に入れて靴箱・玄関に置くだけ。
お茶パックなどに入れても◎
カビに注意して2〜3日で交換しましょう。

炭を使った消臭法
炭もコーヒーと同じく多孔質で吸湿性が高く、湿気や臭いを吸収します。
そのまま置いておくだけで、消臭効果が期待できます。
半永久的に使えるのもポイントです。
使い方
- 炭の細かい粉が落ちてしまうので、布の袋に入れるといいでしょう。
- 月に1〜2回、天日干ししてよく乾燥させると効果が復活します。

本格的な消臭法
消臭剤(ゲルタイプ・スプレータイプ・炭入り)
玄関の嫌な臭いを本格的に消臭、即効性があるのが消臭剤です。
消臭剤にはいくつか種類があるので、目的に合わせて選べます。
- スプレータイプ・・・靴や玄関マットなど、臭いが気になる場所に直接使えて即効性がある
- ゲルタイプ・・・臭いの成分を中和・分解して持続的に消臭する
- 炭入り・・・臭いの成分を吸着して持続的に消臭する
炭入りタイプは自然素材なので、化学成分を使わず消臭したい方向けです。
消臭剤で臭いをなくしたあとは、アロマオイルを組み合わせるのもオススメです。
好みの香りをディフューザーで香らせることで、空間を爽やかに保ってくれます。
また、アロマオイルは香りによって効能が違います。
ティーツリーやユーカリなどは天然の消臭・抗菌効果も期待できます。
掃除によるニオイ除去
ただ、どれだけ消臭剤を使って臭いを取り除いたり、アロマオイルなどで良い香りを漂わせても、臭いの根本となる汚れなどが残っていると台無しです。
靴箱や玄関は定期的にお掃除をして、臭いの原因からなくしてしまいましょう。
玄関掃除の流れ
- ほうきで掃き掃除
- 水とブラシでこする
- 水で洗い流す
- 水気を拭き取る
玄関土間やタイルの主な原因は靴底についた泥や砂、髪の毛やペットの体毛などです。
ほうきでこれらを取り除き、こびりついた汚れをブラシで落とします。
掃きながら楽な姿勢でゴミを取れるチリトリとほうきのセットです。チリトリの柄が長いので、腰をかがめずにゴミを掃き取れます。ご家庭ではもちろん、業務用としても幅広く愛されています。

靴箱掃除の流れ
- 靴を取り出して掃き掃除
- かたく絞った雑巾で水拭き
- アルコールスプレーと乾拭き
- 乾燥させて靴を戻す
靴箱はゴミやホコリ、湿気がたまり、カビや嫌な臭いが発生しやすい場所です。
お掃除に加え、定期的にドアを開けて換気したり、靴を天日干しするだけでもカビ予防になります。
関連記事では、玄関全体や下駄箱の掃除方法はこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
消臭剤の効果的な置き場所
玄関の臭い対策で消臭剤を置くなら、靴箱の中と、空気の流れがある場所に置くのが効果的です。
靴箱の中
重曹やコーヒーかすを容器に入れて、靴と靴の間や端に置きます。
靴に残った湿気も吸ってくれます。
玄関ドアの近く
ドアを開けてすぐ嫌な臭いが漂ってこないように、ドアの近くに置くのもオススメです。
消臭剤とアロマなどの香りが良いものと組み合わせることで、ドアを開けるたびに玄関に良い香りが広がります。
下駄箱の上や棚の上
空気の対流がある場所に置くと、空間全体の消臭が期待できます。

臭いの予防法
身近な素材を使った消臭方法のほか、以下の3点を取り入れるだけで玄関の嫌な臭いを予防できます。
こまめな換気
定期的に換気をすることによって、玄関の中の風通しがよくなり、カビが生えにくくなります。
カビが発生しやすい、じめじめした季節は1日1回、下駄箱の扉などを全部開けた状態でよく換気するといいでしょう。
キッチンやトイレも同様に、定期的に換気して臭いをこもらせないだけでも気になる臭いが格段に減ります。
靴箱・玄関の掃除
ホコリや汚れもカビが発生するときの栄養となってしまうので、靴箱や玄関は定期的にお掃除するのも大切です。
頻度は大体月1回が理想です。
また、トイレに蓄積された汚れが残っていたり、排水管にヘドロが詰まっていたりするなど、原因が明確なときも原因自体を取り除いてスッキリさせましょう。
靴のローテーションや乾燥
靴の中がじめじめすることで靴箱内の湿度が上がってしまいます。
湿度が上がると臭いの原因となる雑菌が増殖しやすくなるため、以下のような対策がおすすめです。
- 靴は1日履いたら2~3日空け、しっかり乾燥させる
- 靴に新聞紙を詰める(新聞紙が靴の中の湿気を吸い取ってくれる)
- 靴用の除湿剤を使う
- 靴はよく乾燥させてから靴箱にしまうようにすると、嫌な臭いやカビが防げます。
靴はよく乾燥させてから靴箱にしまうようにすると、嫌な臭いやカビが防げます。
まとめ
玄関の嫌な臭いは、靴や湿気、家の中の臭いなど、日常のちょっとした要因で発生します。
重曹やコーヒーかすといった身近な素材を使えば、手軽に消臭対策ができ、自然にもやさしいです。
定期的な換気や掃除を心がけると、消臭だけでなくカビ対策にもなります。
さらに、キッチンやトイレ、排水管などに原因がある場合は、まずその根本を解消することが重要です。
玄関を心地よい空間に保つために、日々の小さな工夫を取り入れてみましょう。
よくある質問
-
玄関のカビの臭いを消したい。どうしたらいいか?
カビは湿度70%、温度20〜30度に栄養(ホコリや汚れ、ダニの死骸など)がプラスされると発生します。
玄関はその条件を満たしやすく、カビが生えやすい場所です。
玄関にカビを発見したときは、早めに対処しましょう。
放置すると増殖してしまいます。
軽度のカビであれば、消毒用エタノールでお掃除できます。
時間が経ったカビは、専用のカビ取り剤を使わないと除去できませんが、ハイターやカビキラーなどの塩素系漂白剤を使うと、壁紙やタイル、靴箱が色落ちしたり劣化の原因になったりします。
塩素系不使用のカビ取り剤もあるので、上手に利用して安全にカビを取りましょう。
カビを除去したあとは、玄関をカビが生えにくい環境に整えることが重要です。
定期的に換気をしたり、靴や雨具など、濡れたまま放置しないで布団乾燥機や浴室乾燥でよく乾燥させてから収納したりすると玄関のカビ対策になります。

